生活運動から思想運動へ

哲学に於いて生活とはそのすべての思索の根拠である。言い換えると哲学は、生きる行為、生活の場が前提になって成立する一つの思惟の形態であり、哲学は生きるための方法であり、道具であり、戦略であり、理念であると言える。また、哲学の入り口は生活点検作業である。何故なら、日常生活では無神経さや自己欺瞞は自然発生的に生まれるため、日常性と呼ばれる思惟の惰性形態に対して、反省と呼ばれる遡行作業を哲学は提供する。方法的懐疑や現象学的還元も、日常性へ埋没した惰性的自我を点検する方法である。生活の場から哲学を考え、哲学から生活の改善を求める運動を、ここでは生活運動と思想運動の相互関係と呼ぶ。そして、他者と共感しない哲学は意味を持たない。そこで、私の哲学を点検するためにこのブログを書くことにした。 2011年1月5日 三石博行 (MITSUISHI Hiroyuki)

2019年3月13日水曜日

人間社会科学の成立条件(5)

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反科学と反科学主義の思想の歴史的背景 (1) 近代科学の形成   近代科学を考える時、その科学を生み出した二つの方法論「帰納法」と「演繹法」について簡単に述べておく。 「帰納法」は「知は力なり」ということばで有名なイギリスのフランシス・ベーコン( Fr...

人間社会科学の成立条件(4)

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科学技術文明社会に関する人間社会科学とは何か 科学技術文明社会 (Science and technology civilization society ・STCS ) に関する人間社会科学の課題とは、これまで人間社会学科学が対象としてきた人間社会文化構造や機能に関す...
2019年3月12日火曜日

人間社会科学の成立条件(3)

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科学技術進歩主義と反進歩主義 2 0 世紀に人類は科学技術によって豊かな世界と手に入れることが出来た。と同時に、その知識が人類を滅ぼすためにも利用されることも知った。また、科学技術文明社会の課題も見えてきた。機械化、高度な生産力、情報化社会、ロボット化、経済や文化...

人間社会科学の成立条件(2)

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サンダース現象とは何か  -  その状況合理性の理解と解釈  – 極端な経済自由主義 ( 新自由主義経済)、国際金融資本主義は近代人権思想の「人間の社会的平等」思想を侵害するために、「社会主義」の思想を呼び起こす。何故なら、人間の社会的平等は政治の近代化過...
2019年3月11日月曜日

人間社会科学の成立条件(1)

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1、状況合理性を前提にした科学性 人間社会科学の科学性について考えるとき、普遍的な自然現象を対象となる自然科学との違いについてまず理解しておかなければならない。人間社会科学は自然科学と異なり、それらの研究対象は変化し続ける時代、生活文化、社会経済政治的環境や、国家形態...
2019年3月5日火曜日

「多様な近代化過程、その資本主義・近代国家の様相とその構造」に関する研究課題

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私に取って多様な近代国家の形態を理解する意味とは何か 何故、近代化過程を前提にしてアジアやアフリカ、ラテンアメリカの国々の多様な資本主義経済の在り方を観るのは、異なる文化・伝統、経済、社会制度、生態環境的、地理的条件の中にある国々で起こる近代化過程の進化、歴史的変化を入れて...
2019年3月4日月曜日

ブログ文書集「設計科学としての生活学の構築」

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目次 -人工物プログラム科学としての生活学の構築に向けて- はじめに 1 生活学の科学性の課題 1—1、科学技術文明批判としての生活世界の科学の課題 1—2 生活世界の科学の成立条件 1—3、自己組織系の科学としての生活学 2 生活資源の設計...

「アジア資本主義と公益資本主義」研究会(CAPIC)

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「アジア資本主義と公益資本主義」研究会(CAPIC) 荒木義修 政治社会学会初代理事長 法学博士、元武蔵野大学教授 エー・アソシエイツ研究所所長 前回のシンポジウムに引き続き、3月8日(金)の「Inaugural Congress, East Asian Sociol...

設計科学としての生活学の構築(1)

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-  人工物プログラム科学としての生活学の構築に向けて -   三石博行 序文 生活学は、社会学的、工学的、医学的、法的、経済学的、文化的、芸術的、倫理的な学際的視点から生活環境の改善と生活様式のよりよいあり方を設計する総合的人間の学である。 21 世...

21世紀の社会構築のために

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三石博行 -成長経済主義を越えて成熟循環型経済社会への転回のために- 何故、私は「多様な資本主義・近代国家の様相とその構造を理解するために」という文章を書くのか。多様な国家、経済、文化の在り方を問題にしているのだろうか。 その問題の根底には、これからの 21...
2019年3月3日日曜日

多様な資本主義・近代国家の様相とその構造を理解するために

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三石博行 - 多様な近代化過程の理解 - 1、 21 世紀の多様な国家形態を理解するための視点 資本主義の多様な形態に関する研究は、わが国では進化経済学学会を中心にして「比較資本主義研究」のテーマの下に研究が山田鋭夫、宇仁弘幸、玉野和志、安孫子誠男等の研究者...

国際シンポジウム「アジア資本主義と公益資本主義」

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持続可能な経済システムとは何か 多様な資本主義の形態に関する研究を基にしながら、現在のアメリカを中心とする国際金融資本主義、さらには中国に代表される国家資本主義の在り方を理解し、21世紀の持続可能な経済システムとしての資本主義の在り方を摸索する国際シンポジュームを Hy...
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