2012年4月4日水曜日

吉田民人著「俯瞰型研究の対象と方法 大文字の第二科学革命の立場から」仏訳を発表

人工物プログラム科学論・設計科学の科学的方法論


三石博行, Eddy VAN DROM 


吉田民人が試みた新しい科学哲学・プログラム科学論

吉田民人先生が2000年12月に『学術の動向』に記載した論文「俯瞰型研究の対象と方法:「大文字の第二次科学革命」の立場から」のフランス語翻訳をEddy Van Dromさんと行いました。

Hiroyuki MITSUISHI Eddy VAN DROM (共訳)“Les recherches panoramiques: objet et methode Du point de vue de la ≪ Deuxieme Revolution Scientifique ≫ de Tamito YOSHIDA”
邦訳 三石博行 ファンドロム・エディ訳 吉田民人著「俯瞰型研究の対象と方法 大文字の第二科学革命の立場から」 千里金蘭大学紀要No8(通巻42号)2011.12 pp213-227

ダウンロード(クリックしてください)
“Les recherches panoramiques: objet et methode Du point de vue de la ≪ Deuxieme Revolution Scientifique ≫ de Tamito YOSHIDA”

吉田民人先生の1950年代から2009年までの研究活動の中で、この論文の意味や位置付けに関して、以前、「吉田民人論文『俯瞰型研究の対象と方法:「大文字の第二次科学革命」の立場か』に関する評価」とうい文章をブログに記載しました。この文章をこの論文翻訳に活用し、この論文を紹介しました。


国際的評価を受けている吉田民人の研究

この論文で、吉田先生は、21世紀の人間社会科学の方向、つまり、科学技術文明社会で生じる社会、経済、文化、人間に関する問題解決学(政策学)としての役割とその科学的方法論を述べました。この吉田科学哲学を出来るだけ多くの人々に理解してもらおうと、英訳でなく仏訳をしました。

吉田民人先生の「自己組織性の情報科学」やその後のプログラム科学論、自己組織性の設計科学の理論は世界的に評価できるものだと思います。それらの理論は日本の社会科学の水準を示すのだと思います。2005年11月15日に神戸国際会議場で開催された『国際システム研究学会連合会』IFSR2005 第1回世界大会では基調報告をされました。この基調報告は参加した世界の研究者の非常に大きな関心を集めました。吉田民人先生の理論は国際的評価を受けていると思います。


参考、引用文献

1、吉田民人 「俯瞰型研究の対象と方法:「大文字の第二次科学革命」の立場から」特集 俯瞰型研究プロジェクト(2000年10月号)を受けて 『学術の動向』5(11) 2000年11月 pp36-45

2、三石博行 「吉田民人論文『俯瞰型研究の対象と方法:「大文字の第二次科学革命」の立場か』に関する評価」
http://mitsuishi.blogspot.jp/2010/09/blog-post.html

3、Tamito Yoshida “The Second Scientific Revolution in Capital Letters –Informatic Turn-“
IFSR2005『The New Roles of Systems Sciences for a Knowledge-based Society』The First World Congress of the International Federation for Systems Research pp1-38
邦訳 『国際システム研究学会連合会』IFSR2005第1回世界大会基調報告 2005年11月15日 神戸国際会議場


関連ブログ文書集

三石博行 ブログ文書集「プログラム科学論・自己組織性の設計科学」


--------------------------------------------------------------------------------

0 件のコメント:

コメントを投稿