詩 三石博行 写真 森一生
森一生氏の写真作品 2015年1月17日 |
そして
引き起こされる悲惨な光景
破壊された街
喪失した生活
帰ることのない愛する人びとの群れ
失われた未来。
茫然と立ちすくみ
私の
打ちひしがれたこころ
絶望するこころ
を抱きながら
歩いた。
しかし、
ここで生きる人々には
この宿命と言うべき現実
しかないのだ。
その明日も
その次の日も
何時までも受け止めなければならない我々。
その現実しかないのだ。
そこから現実が始まるのだ。
そこから明日が始まるのだ。
祈る思いで
冬空の叫び
北風に向かう。
それしかないのだ、
私の現実は。
過去の記憶となったあの日の現実
今日は、あれから20年目の日なのだ。
2015年1月17日
2015年1月18日フェイスブック記載
詩集 『心象色彩の館』 目次
http://mitsuishi.blogspot.jp/2015/01/blog-post_67.html
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