何故、ポスト科学主義的人間社会科学の成立条件について書くのか
高度科学技術文明社会の問題解に対して有効な知、人間社会科学を形成するために問われている課題を分析し、まとめる作業として、「人間社会科学の成立条件」に関する文書活動を行っている。この中で、私は、この課題の目的を明確にしながら、この課題に対して、私の理論や知的力量を試している。これは一つの実験作業でもある。
そして、この作業の目的が現在、もしくはこれからの社会の課題解決である以上、私の作業を社会に公開しながら進めている。問題は、私の考えが何かでなく、何が現実の問題を解決する有効な知であり方法であるかと言うことになる。もし、この作業を共有できるなら、それは最も理想的である。ましては、私の考えをどこかで利用してくれるなら、それは望むことである。つまり、この文章には著作権はない。
私は、現在、幾つかの学術団体や研究会、そしてNPOや社会活動に参加している。それは、私にとって大切であり、それらの活動の中で、友人たちと問題を共有できることを望んでいる。学術団体での記述方法は「論文」と呼ばれる形式を取らなければならない。つまり、論述する内容が正確でなければならない。その根拠を明確に示さなければならない。これは「物書き」にとっては非常に大切な姿勢である。その姿勢が無ければ書かれた文章の意味は初めから存在しない。
と同時に、私の著作活動の産物を学術論文化したくはない。何故なら、その活動の目的は論文発表にあるのでなく、出来るだけ多くの人々との問題の共有にあると考えるからである。
以下、これからの課題展開とその企画(目次)を書く
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ポスト科学主義的人間社会科学の成立条件とは何か
‐高度科学技術文明社会の問題解決学の形成に向けて‐
序文
1、近代・現代人間社会科学の成立過程とその背景
1-1、近代科学の形成と市民社会 (未完)
1-3、科学主義の形成と科学技術文明社会
2、反科学と反科学主義の思想の歴史的背景
2-2、工業社会批判としての「反科学主義」思想
3、21世紀科学技術文明社会の人間社会科学の課題
3-1、物理主義・法則科学への批判、プログラム科学論の課題
3-2、プログラム科学論点検、批判の課題(例、設計科学としての生活学の構図)
4、政策学(問題解決学)の科学哲学
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