京都奈良EU協会第二回京都講演
三石博行
郷地秀夫先生の紹介
京都奈良EU協会ではシリーズ講演会「医師・専門家からみた福島原発事故」を行っています。これまで放射能健康障害を専門にする医師や原子力発電に関する専門家を招き、原発事故で発生する放射能の人体への影響、原発の安全性等に関する講演を企画しています。今回(第二回)は東神戸診療所の所長で兵庫県反核医師の会の世話人をされている郷地秀夫先生に「被爆者医療からみた福島原発事故」についてお話をしてもらいました。
郷地秀夫先生は厚生労働省原爆症認定指定医療機関でもある東神戸診療所(1)の所長をされ、長年広島長崎の原爆症認定と治療の活動に参加されてきました。そして、兵庫県反核医師の会(2)の世話人をされています。
広島・長崎原爆の被曝と東電福島第一原発事故での放射能汚染による被曝を比較検討
「これまで広島・長崎原爆の被爆者の方々約2,000人の診療に携わってきました。その30数年の実践の中で、被爆者の方々の健康障害、地域社会からの差別がいかに被爆者の皆さんを苦しめてきたかという「被曝の実相」を垣間見てきました。残念ながら、日本政府は被爆者に対してこれまで不十分で、不誠実な対応をしてきました。そして原爆放射線被害の実相を最小限に、矮小化してきました。」(郷地秀夫)
そして、先生は「この度の福島原発事故の発生が報道されたときから、同じ放射線障害の問題として、自ずと原爆被害と重ね合わせながら見守り、検証してきました。」(郷地秀夫)。つまり「原子炉事故による放射線汚染のため、長年、棲み働いてきた街や村を離れざるを得なくなった人たちの苦悩、放射線事故を最小限に食い止めようと奮闘されてきている東電職員や消防署員などの方々の献身的な姿を見るにつけ、放射線被害の情報がどれだけ開示されてきたのだろうかという疑問」(郷地秀夫)を抱き、これまで原爆症の認定に関して国が取ってきた被害者への対応と重なる問題点についてお話をされました。
一見、異なる二つ、原爆投下による放射線健康障害(原爆症)と原発事故によって生じる放射線健康障害の二つを比較しながら、その原因である原爆と原発事故の二つの違いと瞬間破壊力や放射能汚染の実態を比較しながら、今回の福島第一原発事故の重大性を郷地秀夫医師は指摘された。
京都大学原子炉研究室の小出裕章氏によると100万KWの原発では一日に広島に投下された原発3個分の死の灰が生産される。つまり、一年間に1000発分の死の灰(核反応によって生じる放射能物質)が作られる。
今回の福島原発事故ではウラン235が約30トンとプロトニュウム239が249Kgが放出された。それらの量は広島に投下された原爆がウラン235を50kgと長崎の原爆がプロトニュウム239が6kgであることを考えると莫大な放射能物質が散らばったことになる。
郷地秀夫医師の講演の様子(YouTube)
講演会は2時間30分にわたった。郷地医師の講演を11回に分けてYouTubeで公開する。
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)1(11)
http://www.youtube.com/watch?v=SAAFCRbDuBw
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)2(11)
http://youtu.be/9RhKKh3PnRo
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)3(11)
http://youtu.be/iWkoEizMf3I
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)4(11)
http://youtu.be/8hERIGvk5Mg
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)5(11)
http://youtu.be/Tz17KUZyxQg
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)6(11)
http://youtu.be/MHpTxu4758o
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)7(11)
http://youtu.be/hU8n2i8PNxo
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)8(11)
http://youtu.be/qg37DluCp3Q
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)9(11)
http://youtu.be/DbhzobdtWoE
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)10(11)
http://youtu.be/tw-2zVWYX6g
郷地秀夫医師講演(2011年6月18日京都奈良EU協会)11(11)
http://youtu.be/yRHqx8s2UHM
今後の講演会の紹介
第3回 7月16日 (土)14時~16時
テーマ、「原発被ばく問題のこれから」
講師 西野方庸氏(関西労働者安全センター事務局長)
場所 クリニックサンルイ 京都市山科区安朱南屋敷町35木下物産ビル4F
第4回 8月6日 (土)14時~16時
テーマ、「原発作業員の労働衛生―放射線障害の不確実性と多様性―」
講師 長尾和宏医師 (長尾クリニック院長)
場所 クリニックサンルイ 京都市山科区安朱南屋敷町35木下物産ビル4F
第5 回 2011 年9 月3 日( 土) 14 時
テーマ「被曝労働者の職業病への治療 谷口プロジェクト」(予定されている課題)
講師: 谷口修一医師 (虎ノ門病院 血液内科部長)
場所 クリニックサンルイ 京都市山科区安朱南屋敷町35木下物産ビル4F
参考資料
(1) 東神戸診療所
http://toshin.xrea.jp/
(2) 核戦争に反対する医師の会」(略称は、「反核医師の会」)Physicians Against Nuclear War"(英文略称"PANW")
http://no-nukes.doc-net.or.jp/
「1987年8月1~2日、東京において「核戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者の集い」が開催されました。この集いには2千名以上の医師・歯科医師・医学者達の賛同の意思表示を背景に、294名の医師・医学者が参加しました。これが、全国的な医師・医学者のつどいの始まりです。」
http://no-nukes.doc-net.or.jp/profile/prof_1.html
(3) 郷地秀夫医師の講演会「被爆者医療からみた福島原発事故」
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/06/blog-post.html
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関連ブログ文書集
1、ブログ文書集「原発事故が日本社会に問いかけている課題」目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/06/blog-post_3562.html
2、ブログ文書集「東日本大震災に立ち向かおう」の目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/03/blog-post_23.html
3、ブログ文書集「日本の政治改革への提言」の目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/06/blog-post_9428.html
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三石博行のホームページ
http://hiroyukimitsuishi.web.fc2.com/
2011年誤字修正
哲学に於いて生活とはそのすべての思索の根拠である。言い換えると哲学は、生きる行為、生活の場が前提になって成立する一つの思惟の形態であり、哲学は生きるための方法であり、道具であり、戦略であり、理念であると言える。また、哲学の入り口は生活点検作業である。何故なら、日常生活では無神経さや自己欺瞞は自然発生的に生まれるため、日常性と呼ばれる思惟の惰性形態に対して、反省と呼ばれる遡行作業を哲学は提供する。方法的懐疑や現象学的還元も、日常性へ埋没した惰性的自我を点検する方法である。生活の場から哲学を考え、哲学から生活の改善を求める運動を、ここでは生活運動と思想運動の相互関係と呼ぶ。そして、他者と共感しない哲学は意味を持たない。そこで、私の哲学を点検するためにこのブログを書くことにした。 2011年1月5日 三石博行 (MITSUISHI Hiroyuki)
2011年7月13日水曜日
長尾和宏医師の講演会「原発作業員の労働衛生―放射線障害の不確実性と多様性―」
8月6日(土)14時-16時 (京都奈良EU協会第四回講演会)
三石博行
福島第一原発の現場から
京都奈良EU協会ではシリーズ講演会「医師・専門家からみた福島原発事故」を行っています。これまで放射能健康障害を専門にする医師や原子力発電に関する専門家を招き、原発事故で発生する放射能の人体への影響、原発の安全性等に関する講演を企画しています。今回(第4回)は長尾クリニック院長 長尾和宏(医学博士)に「原発作業員の労働衛生―放射線障害の不確実性と多様性―」についてお話をしてもらいます。
長尾先生は産業医学、労働医学を専門とされ長年、労働衛生コンサルタントをされ、労災職業病予防や職場環境の改善に取り組まれ、その中で放射線障害に関する研究をされて来ました。今回の福島第一原発事故が発生した時も、被災地周辺で作業員の労働衛生に関する情報収集、情報交換を続けておられて来ました。
今回、福島の現場と尼崎のクリニックの間を行き来しながら活動されている大変お忙しいスケジュールの中、先生に講演をして頂くことになりました。先生の講演の演題は「原発作業員の労働衛生―放射線障害の不確実性と多様性―」となっております。先生は、この講演の要旨について次のように説明されました。
「現在も多くの原発作業員 が放射線と闘いながら作業中です。彼らの現実を健康管理、作業管理、作業環境管理の労働衛生の3管理の視点から検証します。さらに福島の住民が放射線汚染と今後どう向き合うべきか、被災地を巡った経験を交えて論じます。特に1~20ミリシーベルトに象徴される「放射線障害の不確実性と多様性」、今後の被ばく医療、についても述べる予定です。」(長尾和宏 2011年7月12日)
人と生活の場から地域医療のあり方を探求し続ける
すでに長尾クリニックのホームページに先生の自己紹介がありますが、簡単に長尾和宏先生(大阪大学医学博士)を紹介します。(1) 長尾先生は現在、兵庫県尼崎市にある長尾クリニックの院長をされています。日本医師会認定産業医で労働衛生コンサルタントをされています。そして、日本消化器病学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本慢性期医療学会理事、日本尊厳死協会常任理事等々の多くの学会活動を行われています。
また、多くの社会活動に取り組まれ、生活習慣病やがん治療の患者会等の世話人などもされています。
これまで多くの著書を書かれ、例えば、「町医者冥利」(2005年)、「禁煙で人生を変えよう」(2009年)、「町医者力」(2009年)、「パンドラの箱を開けよう : 勇気を出してこの国をチェンジ」(2009年)、「町医者力シリーズ1~5 2010年出版」(「連携」で医療は劇的に変わる」、「医療を変えるのは「患者力」」、「震災が与えてくれた「町医者力」」、「臓器だけでなく人間を診たい!」、「生病老死に寄り添う看取り人たち」)の多くの著書があります。
さらに、週刊朝日, 第 4554~4558 巻「共震ドクター ―阪神、そして東北」など多数の著作活動をされています。現在、「東日本大震災の記録映画「無常素描」の企画者もされています。
長尾医師にとっての原発被曝医療
阪神淡路大震災を経験し、その中で医療を考えてきた長尾和宏医師は、今回の東日本大震災に対して、非常に敏感に反応され、そして、同時に発生した福島第一原発の事故に対して、被災地周辺で活動され、作業員の労働衛生に関する情報収集、情報交換を続けておられます。
クリニックを運営しながら、福島の現地へのボランティア医療活動に従事されてきた長尾和宏医師の貴重なお話を聞きできることを期待しています。
日時 8月6日(土)14時~16時
場所 クリニックサンルイ 京都市山科区安朱南屋敷町35木下物産ビル4F
今後の講演会の紹介
第5 回 2011 年9 月3 日( 土) 14 時
テーマ「被曝労働者の職業病への治療 谷口プロジェクト」(予定されている課題)
講師: 谷口修一医師(虎ノ門病院 血液内科部長) 司会 平岡諦医師 (大阪中央病院 顧問)
参考資料
(1) 長尾クリニック
http://www.nagaoclinic.or.jp/clinic/introduction_doctor/index.html
(2) 長尾和宏著 Google ブックから
「町医者冥利」(2005年)
「禁煙で人生を変えよう」(2009年)
「町医者力」(2009年)
「パンドラの箱を開けよう : 勇気を出してこの国をチェンジ」(2009年)
「町医者力シリーズ1「連携」で医療は劇的に変わる」(2010年)
「町医者力シリーズ2、医療を変えるのは「患者力」(2010年)
「町医者力シリーズ3、震災が与えてくれた「町医者力」(2010年)
「町医者力シリーズ4、臓器だけでなく人間を診たい! 」(2010年)
「町医者力シリーズ5 生病老死に寄り添う看取り人たち」(2010年)
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関連ブログ文書集
1、ブログ文書集「原発事故が日本社会に問いかけている課題」目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/06/blog-post_3562.html
2、ブログ文書集「東日本大震災に立ち向かおう」の目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/03/blog-post_23.html
3、ブログ文書集「日本の政治改革への提言」の目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/06/blog-post_9428.html
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三石博行のホームページ
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2011年7月14日 誤字修正
三石博行
福島第一原発の現場から
京都奈良EU協会ではシリーズ講演会「医師・専門家からみた福島原発事故」を行っています。これまで放射能健康障害を専門にする医師や原子力発電に関する専門家を招き、原発事故で発生する放射能の人体への影響、原発の安全性等に関する講演を企画しています。今回(第4回)は長尾クリニック院長 長尾和宏(医学博士)に「原発作業員の労働衛生―放射線障害の不確実性と多様性―」についてお話をしてもらいます。
長尾先生は産業医学、労働医学を専門とされ長年、労働衛生コンサルタントをされ、労災職業病予防や職場環境の改善に取り組まれ、その中で放射線障害に関する研究をされて来ました。今回の福島第一原発事故が発生した時も、被災地周辺で作業員の労働衛生に関する情報収集、情報交換を続けておられて来ました。
今回、福島の現場と尼崎のクリニックの間を行き来しながら活動されている大変お忙しいスケジュールの中、先生に講演をして頂くことになりました。先生の講演の演題は「原発作業員の労働衛生―放射線障害の不確実性と多様性―」となっております。先生は、この講演の要旨について次のように説明されました。
「現在も多くの原発作業員 が放射線と闘いながら作業中です。彼らの現実を健康管理、作業管理、作業環境管理の労働衛生の3管理の視点から検証します。さらに福島の住民が放射線汚染と今後どう向き合うべきか、被災地を巡った経験を交えて論じます。特に1~20ミリシーベルトに象徴される「放射線障害の不確実性と多様性」、今後の被ばく医療、についても述べる予定です。」(長尾和宏 2011年7月12日)
人と生活の場から地域医療のあり方を探求し続ける
すでに長尾クリニックのホームページに先生の自己紹介がありますが、簡単に長尾和宏先生(大阪大学医学博士)を紹介します。(1) 長尾先生は現在、兵庫県尼崎市にある長尾クリニックの院長をされています。日本医師会認定産業医で労働衛生コンサルタントをされています。そして、日本消化器病学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本慢性期医療学会理事、日本尊厳死協会常任理事等々の多くの学会活動を行われています。
また、多くの社会活動に取り組まれ、生活習慣病やがん治療の患者会等の世話人などもされています。
これまで多くの著書を書かれ、例えば、「町医者冥利」(2005年)、「禁煙で人生を変えよう」(2009年)、「町医者力」(2009年)、「パンドラの箱を開けよう : 勇気を出してこの国をチェンジ」(2009年)、「町医者力シリーズ1~5 2010年出版」(「連携」で医療は劇的に変わる」、「医療を変えるのは「患者力」」、「震災が与えてくれた「町医者力」」、「臓器だけでなく人間を診たい!」、「生病老死に寄り添う看取り人たち」)の多くの著書があります。
さらに、週刊朝日, 第 4554~4558 巻「共震ドクター ―阪神、そして東北」など多数の著作活動をされています。現在、「東日本大震災の記録映画「無常素描」の企画者もされています。
長尾医師にとっての原発被曝医療
阪神淡路大震災を経験し、その中で医療を考えてきた長尾和宏医師は、今回の東日本大震災に対して、非常に敏感に反応され、そして、同時に発生した福島第一原発の事故に対して、被災地周辺で活動され、作業員の労働衛生に関する情報収集、情報交換を続けておられます。
クリニックを運営しながら、福島の現地へのボランティア医療活動に従事されてきた長尾和宏医師の貴重なお話を聞きできることを期待しています。
日時 8月6日(土)14時~16時
場所 クリニックサンルイ 京都市山科区安朱南屋敷町35木下物産ビル4F
今後の講演会の紹介
第5 回 2011 年9 月3 日( 土) 14 時
テーマ「被曝労働者の職業病への治療 谷口プロジェクト」(予定されている課題)
講師: 谷口修一医師(虎ノ門病院 血液内科部長) 司会 平岡諦医師 (大阪中央病院 顧問)
参考資料
(1) 長尾クリニック
http://www.nagaoclinic.or.jp/clinic/introduction_doctor/index.html
(2) 長尾和宏著 Google ブックから
「町医者冥利」(2005年)
「禁煙で人生を変えよう」(2009年)
「町医者力」(2009年)
「パンドラの箱を開けよう : 勇気を出してこの国をチェンジ」(2009年)
「町医者力シリーズ1「連携」で医療は劇的に変わる」(2010年)
「町医者力シリーズ2、医療を変えるのは「患者力」(2010年)
「町医者力シリーズ3、震災が与えてくれた「町医者力」(2010年)
「町医者力シリーズ4、臓器だけでなく人間を診たい! 」(2010年)
「町医者力シリーズ5 生病老死に寄り添う看取り人たち」(2010年)
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関連ブログ文書集
1、ブログ文書集「原発事故が日本社会に問いかけている課題」目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/06/blog-post_3562.html
2、ブログ文書集「東日本大震災に立ち向かおう」の目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/03/blog-post_23.html
3、ブログ文書集「日本の政治改革への提言」の目次
http://mitsuishi.blogspot.com/2011/06/blog-post_9428.html
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