ドイツ緑の党が目指した課題
三石博行
政治的孤立から脱却するための反原発運動を目指したドイツ市民
みどり京都の代表 杉山廣行氏から動画『「メルケル首相"脱原発"の裏側」 TBS報道特集2012/03/24』が送られてきた。この動画で、原発推進をしてきたメルケル首相が福島第一原発事故の後に、脱原発へと政治的方針を変えた経緯が描かれている。
福島第一原発事故の後に、ドイツ国民も政府の素早く反応し、脱原発と再生可能エネルギー社会の構築にむかって進もうとしている。
また、ドイツの緑の党の結成の経過も語られていた。特に、興味を引いたのは、反原発運動を市民が非暴力直接行動で取り組んだことや、再生可能エネルギー社会を目指す活動とリンクし、環境問題(反原発)を経済問題(自然エネルギー生産活動)と結び付けて展開したことによって、ドイツの反原発運動が政治的孤立から脱却したことが語られていた。
さらに、教育活動として、またメディアを取り込んだ幅広い環境問題として反原発運動を展開し、その国民的な運動の中から緑の党が形成された経過が述べられていた。現在、日本でも緑の党の結成が進んでいる。ドイツの緑の党の結成の経過、考え方を学ぶ必要があると思う。
「メルケル首相"脱原発"の裏側」 報道特集2012/03/24
引用、参考資料
ブログ「上を向いてアンコウ(仮)」
英BBCドキュメンタリー「メルトダウンの内側」
三石博行 YouTube配信「ドイツZDF フクシマのうそ」
関連ブログ文書集「」
ブログ文書集「原発事故が日本社会に問いかけている課題」
ブログ文書集「福島原発事故から立ちあがる市民」
ブログ文書集「持続可能なエネルギー生産社会を目指すために」
2012年4月3日 誤字修正
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