生活運動から思想運動へ

哲学に於いて生活とはそのすべての思索の根拠である。言い換えると哲学は、生きる行為、生活の場が前提になって成立する一つの思惟の形態であり、哲学は生きるための方法であり、道具であり、戦略であり、理念であると言える。また、哲学の入り口は生活点検作業である。何故なら、日常生活では無神経さや自己欺瞞は自然発生的に生まれるため、日常性と呼ばれる思惟の惰性形態に対して、反省と呼ばれる遡行作業を哲学は提供する。方法的懐疑や現象学的還元も、日常性へ埋没した惰性的自我を点検する方法である。生活の場から哲学を考え、哲学から生活の改善を求める運動を、ここでは生活運動と思想運動の相互関係と呼ぶ。そして、他者と共感しない哲学は意味を持たない。そこで、私の哲学を点検するためにこのブログを書くことにした。 2011年1月5日 三石博行 (MITSUISHI Hiroyuki)

2010年8月31日火曜日

哲学的探求の宿命

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三石博行 哲学が形成した萌芽的な科学思想によって生み出される新科学によって、伝統的哲学は駆逐されてきた 「考える」行為によって形成される知識は、人類の歴史の中では、哲学と呼ばれる学問の形態を始め取りながら、そして哲学の中の一つの分野でありながら、それらの知識は哲学から専...

現代哲学の新たな地平 プログラム科学論

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三石博行 現代哲学の存続条件 主観的思惟世界の認識活動 哲学的知を他の科学的知と同様に対象認識の知として競い合う以上、数学的解析方法、統計的調査方法も実験的実証方法もない哲学的知が他の科学、自然科学や人間社会科学に対してその有効性を競い合うことは出来ない。 つまり、...

現代哲学の意義を問う

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三石博行 - 現代哲学の問われるその存在意義について-  20世紀後半までどことなく信じられていた哲学の存在意義、つまり「哲学はすべての学問の基本であるという理念」は、この20世紀になった急激に消滅しようとしている。 哲学的知は何に対して有効なのだろうかと哲学研究者...
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私の研究活動について(2)

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三石博行 研究活動とは何かという課題は研究行為の主体と不可分の関係にある。そのため、人によって色々な研究活動のスタイルがある。ここで問題にしている研究活動は私の生活空間的、時代的や社会的制限をもって成立する極めて特殊な行為形態である。そこで、常に「私にとって」という限定形容...
2010年8月30日月曜日

私にとって研究活動とは何か

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三石博行 はじめに ホームページの課題「研究活動」を書くために、何故、私が現在の研究活動を始めたのかという経過を書かなければならなかった。 私の研究活動は、大学人と呼ばれる大半の人々とは異なっていた。普通はいい日本の大学を出て、大学院にそのまま進み。教官(恩師)の指...

民主党の代表者選について

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現在の民主党が野党から政権政党になれたのは小沢一郎氏なくしては語れないだろう。 小沢氏は今の日本社会で、所謂政治家らしい政治家である。つまり、マキャべリストである。 彼を批判するマスコミは、彼のまつわる「政治とカネ」の古い体質(自民党田中派から受け継いだ)に妥協することなく闘い続...

見出し(文字の大きさと色をつける) 

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もっとブログを楽しむために、街のインタネット発信スキルのサービスビジネスを起こそう 私のブログを見やすくするために、今、指導を受けています。先生はT.Aさん。ホームページ作成8年間のベテランです。おかげで、ブログが見やすくなりました。今回は、ブログに映像を入れたり、また見出...

私がホームページをはじめる目的とは

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限られたコミュニティ(個人生活の範囲)の中で発表してきた教育研究活動や社会活動を、インターネットを通じて出来るだけ人々に「日常性と思想性の相補性を求めて」というタイトルのホームページで公開しようと考えた。 また、ブログ「生活運動から思想運動へ」で日常的に書き綴った時系列的な文...
2010年8月26日木曜日

ブログとホームページの違い(日記と小説の違い、論文と著書の違い)

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写真 カルフォルニア州の10パーセントの電力を供給する風力発電所群 A ホームページ作成が難しい理由 私は、誰もが当たり前にやっているホームページを今頃になって何とか作ろうとしている。 確かに、このブログを記載しているGoogleでホームページを作ってみたが、デザ...
2010年8月24日火曜日

庭の話をはじめよう

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2011年5月5日の庭 三石博行 私の住んでいる区画は、建蔽率が40パーセントで、敷地の半分が庭になる。2004年から、この地区に移ってきて、少し余った土地を近所の人々に見習って、庭を造った。 私が庭をつくるとなると、どうしても、実用的な庭になる。 木は...

大衆的な国際化社会のための大学教育の課題

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A 高等教育の国際化の三つの段階 教育機能の中で、最も社会経済システムの国際化の影響を受けるのが高等教育である。何故なら、高等教育機能は、専門性の高い社会文化や産業事業に直接的に人的資源を提供し、また知的資源の開発を共同で行う等の社会発展のための機能を担っているため、国際化に...
2010年8月23日月曜日

大学改革の新しい局面

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三石博行 A 中小大学法人の大倒産時代をむかえて JCASTニュースで、「大学全入時代を迎え、大学の“倒産”が現実のものになった。私大の定員割れは全体の47.1%に達し過去最悪の事態。国の教育方針を決める文部科学大臣の諮問機関、中央教育審議会(中教審)は大学の統合再編も...

第三期国際交流運動を展開した歴史

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A 仲井秀昭氏の試み・1990年代の奈良での「フランス語クラブ」 仲井氏が奈良でフランス語で喋る交流会・フランス語クラブを作ったのは今から20年ぐらい前のことである。そのフランス語クラブが奈良日仏協会を創る母体となり、奈良日仏協会は結成された。 私は1993年にフランスか...
2010年8月21日土曜日

街に生れるイングリシュカフェ文化の意味

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生活空間でのグローバリゼーションとは 社会の国際化を推し進めた原動力は市場経済である。その具体的な現れが、工業国としてのわが国の場合、国内生産物の輸出と工業生産に必要な原料であった。 その結果が、日本製品、例えば日本製の電気器具や自動車が世界中の国々で使われ、また日本国内で...
2010年8月20日金曜日

書くという行為

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私は、誰に伝えたくてブログを書いているのだろう。 いつも、書く行為の背景に存在している私の欲望、伝えたいという私の気持ちの対象が、抽象的な人物ではないように思える。 文章を書くごとに、誰かに、日常生活の中で出会った、そして関心を持った、または心に残った誰かに、書いているよ...
2010年8月12日木曜日

第一期吉田民人社会学理論 社会・生活空間の構造-機能分析

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三石博行 第Ⅰ期吉田民人社会学理論とは 吉田民人は、『情報と自己組織性の理論』(東京大学出版会 1990年7月)のはしがきで1950年代から60年代の自らの研究生活を「第Ⅰ期」と分類している。吉田民人30代の研究、つまり1967年に吉田が人間社会科学としての「情報科学の...
2010年8月4日水曜日

吉田民人社会学理論第一期前半の研究に関する検討

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三石博行 第1回吉田ゼミナールの開催 2010年7月31日から8月3日の間、長岡科学技術大学工学部 経営情報系社会経済システム講座 綿引研究室で開催。 テーマは吉田民人著『情報と自己組織性の理論』 東京大学出版会 の第1章から第2章まで、「吉田民人社会学理論の第一期...
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2010年7月15日木曜日

政治とは(4) 政治理論

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三石博行 政治理論のない政策は、その政策を説明することが出来ない。 多分に、政策の説明が単純な集団や時代には、政治理論は、「誰々の利益のため」という簡単な文言で済んだかもしれない。 しかし、社会が複雑になり、国際化し、科学技術が進歩し、色々な階層が政治参加している時...

政治とは(3) 政治理念

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三石博行 政治理念なき政治的策略は、私利私欲のために国民や国家の利益を食いつぶす政治行動を生み出す。 選挙で政策を語れない者は立候補すべきではない。 選挙で政治的職業意識とそのスキルを国民に提示できない者を候補者に選ぶべきではない。 国家や国民の利益でなく、自ら...
2010年7月14日水曜日

人間教育者、岩松弘先生

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三石博行 教育者 私には、つねにこの言葉を考えさせ続けた人物がいる。 山川中学校の時の恩師、故岩松弘先生である。 私の生き方に大きな影響を与えた人物である。 先生のことを語らなければと思う。 それは、同時に、自分の教育について語ることになる。 それは、同...
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