生活運動から思想運動へ

哲学に於いて生活とはそのすべての思索の根拠である。言い換えると哲学は、生きる行為、生活の場が前提になって成立する一つの思惟の形態であり、哲学は生きるための方法であり、道具であり、戦略であり、理念であると言える。また、哲学の入り口は生活点検作業である。何故なら、日常生活では無神経さや自己欺瞞は自然発生的に生まれるため、日常性と呼ばれる思惟の惰性形態に対して、反省と呼ばれる遡行作業を哲学は提供する。方法的懐疑や現象学的還元も、日常性へ埋没した惰性的自我を点検する方法である。生活の場から哲学を考え、哲学から生活の改善を求める運動を、ここでは生活運動と思想運動の相互関係と呼ぶ。そして、他者と共感しない哲学は意味を持たない。そこで、私の哲学を点検するためにこのブログを書くことにした。 2011年1月5日 三石博行 (MITSUISHI Hiroyuki)

2010年2月17日水曜日

吉田民人先生を偲ぶ

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三石博行 「先生、天から降りてきて、この文章の意味を説明いしてよ」 吉田先生にお会いしたのは関西大学で社会経済システム学会があった時だった。そして、2000年秋の同学会全国大会が奈良女子大学で開催され、大会シンポジュームの基調報告者3名の中に吉田先生と共に報告すること...
2010年1月28日木曜日

吉田民人先生の論文リスト完成

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三石博行 昨年10月27日の不幸な知らせを受けて、急遽、吉田民人先生の論文リストの作成に取り掛かりました。 吉田民人先生が1959年から2008年までに発表されました論文を殆ど入手し、リストにしました。 リストは グループメール「プログラム科学論研究会」の「ファイル」...
2010年1月7日木曜日

コルカタ

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コルカタ 三十年ぶりのコルカタ。 昔のリキシャはタクシーに代わって、すごい排気ガスを出しながら走っている。 必死になってその日を生きている人々。 明日という幻想でなく、これから1時間後に生きていられるという幻想を痛いほど理解さす街。 それでも、人々は激しい喧騒の呼びかけ合いの中に...
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2009年10月29日木曜日

東アジア共同体構想と日本のEU協会運動の役割

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22世紀を迎えるとき評価される壮大な試みとしての東アジア共同体構想 The social role of the Kyoto・Nara EU Association and the idea of anEast Asia Community (EAC) Hiroyuki...
2009年10月8日木曜日

批判的にも共存する方法

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三石博行 自己制御プログラムの形成の必要性 誰でも、ある不当な扱いを受けたとき、その不当さに憤りする。人から受けた不当な扱いや暴力に対して異議を申し立て、また反撃に出るのは至って当然の行為である。その限り、人々の相互の行為は「やってはやられる」ことを繰り返し、その繰り返...
2009年9月17日木曜日

提案 「高速道路の無料化と地球温暖化対策」

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三石博行 高速道路の無料化と地球温暖化対策は可能か 鳩山総理の地球温暖化対策に対する具体的な方針は世界に日本の政治的リーダーシップを示すすばらしいものでした。現在の人々の生活と100年後の世界を考えるのが政治の姿勢であると確信しています。 1、高速道路の無料化の意...
2009年9月1日火曜日

東アジア諸国でのEU協会運動の交流は可能か

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三石博行 東アジア諸国でのEU協会運動の交流は可能か Is the integration of association in an EU styled movement among East Asian countries possible? At the 5...
2009年8月4日火曜日

プログラム科学論の研究課題

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三石博行 プログラム科学論と人間社会学基礎論の課題 A, 問題提起としてプログラム科学論の展開のための研究課題 1、 自己組織系の情報科学とその情報概念に対自している実在概念の展開の必要性  2、 情報性と実在性の一般概念を、人間社会学のレベルに落とすと、「知識」...
2009年7月17日金曜日

我々はEUに何を学ぶのか

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ヨーロッパ市民が求めるEU文化アイデンティティーとしての「平和と共存」 三石博行 Peace and coexistence≫ as an EU cultural identity as demanded by theEuropean citizen. In our ...
2009年7月2日木曜日

生活科学基礎論1

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家政学・生活科学と生活学の形成史から観る「生活改善の科学技術」の学問形態 三石博行 アメリカ家政学の誕生から科学主義的生活科学へ ▽ 生活改善の科学技術としての「生活の科学」は、19世紀末のアメリカでは人間生態学( Human ecology)、家政学(Home econom...
2009年6月29日月曜日

新しい国際交流活動のあり方を模索して

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新しい国際交流活動のあり方を模索して 京都・奈良EU協会副理事長 三石博行 大衆化し日常化した国際化社会のなかでの国際交流運動の課題 国際化社会は資本主義経済の進歩によって成立した。19世紀以降、鉄道、海運や航空等の交通機関の発達によって国際的な経済活動が発展し、20...
2009年3月4日水曜日

哲学的、科学的、生活技術的な知の相互関係

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三石博行 まるで、数学の証明問題を解くように哲学での論理実証作業は行わなければならないだろう。 まるで、物理学の実証実験をしているように科学作業は公理の証明とそれの基づく現象の予測をおこなわなければならないだろう。 まるで、技術開発を行うように現実の生活世界の改革は...
2008年11月20日木曜日

ホームページをはじめます

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ブログを書きながら、ブログでは表現できないものをホームページを使って表現してみようと思います。 ホームページの名前 「日常性と思想性の相補運動」にするか考えている採集です。取り合えず、進めてみます。 http://hiroyukimitsuishi.web.fc2.com/in...
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2008年11月19日水曜日

ブログをはじめた原点に戻って

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三石博行 今までの研究してきた課題、これは主観的には一貫した流れを持っていると信じていた。いや信じていたから色々な課題に飛び火しながら、その時その時のテーマに没頭していた。 しかし、時間が経って、それらの課題が今更ながら「何のために、そのテーマを問題にしていたのか」と自...

学ぶとは胸に誠を刻むこと

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三石博行 久しぶりに自分のブログを開いてみると、未公開の文章があることに気付きました。この文章は匿名の投稿者さんからものです。長いことほっといてごめんなさいね。 とても、素晴らしい文章ですので、記載します。 匿名の投稿文 初めまして。 「直感のない哲学は根拠を失ったこ...
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2008年11月18日火曜日

長い休みを明けて

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今年の一月からブログを休みました。理由は健康上の都合です。しかし、健康を回復して、今までブログを書く作業に戻るまで時間が大変掛かりました。ブログは簡単に続けられると思っていましたが、一回、ブログ表現に必要なライフスタイルや気持ちを失うと、なかなか元に戻れないことが分かりました。今...
2008年1月31日木曜日

科学技術文明社会での生活学の課題

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現代社会の生活学教育課題について 千里金蘭大学短期大学部助教授(ストラスブール第二大学 哲学博士)  三石博行 はじめに 科学技術文明社会の中で生活学の教育が問われている。伝統的な教育のあり方や生活学の歴史を振り返りながら、現代社会の課題にコミットする教育の方向について考察する。...

日常性を維持する力

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日常生活の意識構造 - 生存するために人類が身につけた精神構造 - 三石博行 常識の意識構造 日常生活の中では、常識、慣習や決まりに従いながら判断を行う。それらの判断は、生きて生活するという行為にとって必要な選択の基準や方向を決めるためのものである。日常生活の判断基準をフロイ...
2008年1月30日水曜日

生活世界の哲学

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生きる場の哲学の課題 - 生活運動と思想運動の相互点検活動 - 三石博行 直感のない哲学は根拠を失ったことばに過ぎない。生活世界に根拠を持たない思想は心の通じない主張に過ぎない。 しかし、生活世界では、ことばは「いま、ここに」という限定から飛び立つことは出来ない。生活世...
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2008年1月28日月曜日

前向きな悲観論

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前向きに悲観すること -自分の弱点と共存する生き方- 三石博行 失敗と決意の終わりなき連鎖・一秒の人生 ▽ 今、私の職場は試験期間である。私自身、自分の学生時代の試験の内容に関する記憶は殆どない。何が出たのか、さっぱり思い出さない。思い出すことは、一日多くて3、4科目の試験の準備...
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