2016年8月5日金曜日

第1回KMCイノベーション研究会・関西政治社会学会 共催講演会(8月27日)

文系と理系の研究者技術者の共同講演会の企画 共催講演会企画の意味

関西政治社会学会は京都大学工学部機械系同窓会(京機会・KMC)イノベーション研究会と共同で講演会『産業ツーリズムと地域再生』を開催することになりました。この企画は、政治社会学会(関西政治社会学会)に取って、新たな試みとなります。と言うのも、政治社会学会は、その成立の当初より文理融合を課題にし、俯瞰的(総合的)政策学の理論と実践の学を形成しようと志した人々の集まりでした。俯瞰的文理融合型政策研究と実践の展開や形成は、文系と理系のあらゆる分野の人々の相互交流と協働を可能にする制度や活動の形成は勿論のこと、その融合型協働が可能になる科学基礎論(科学哲学)やそこから生み出される新しい科学技術、政策、社会理念等の評価点検を行う活動が必要なのです。
この文系と理系の二つの組織の共同講演会は、上から日本の学術文化の変革・2000年日本学術会議が日本の大学教育研究の変革として掲げて俯瞰型研究の提唱(吉川弘之氏と吉田民人氏による)を、ある意味で社会の現場から起こそうとしているとも言えます。つまり、企業や社会の現場では至極当然の俯瞰型文理融合政策・技術開発が、学問の府と呼ばれる大学の研究教育の場では、最も遅れているのが現実なのです。従って、この文理融合型政策提案は、総合的に課題を解決しなければならない社会の問題解決の場で展開されるのだと言えます。
また、この文系と理系の共同の講演会は、今までの講演会、演者と聴衆に二元分離したイベントから、参画型で交流型の討論様式を取り入れながら、新しい研究会と呼ばれる活動を展開しようとしています。それは、問題解決のための議論と交流の場から始まる活動を目指しているのです。言い換えると、この研究会活動自体が、総合的政策提案やや技術開発の企画のための実験だとも言えるのです。問題を解決しようという意志がない限り、新しい方法や技術、知識も生まれ得ないのだと思います。それがこの協働の研究会活動と呼ばれる実験装置の作成に問われているのです。いまだ十分に形成展開されていない俯瞰的(総合的)政策学の理論と技術を提案・検証するための装置として、この研究会活動を位置付けたいと思います。
関西政治社会学会会長 三石博行
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◎第1回KMCイノベーション研究会・関西政治社会学会 共催講演会
『産業ツーリズムと地域再生』
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日時 2016年8月27日(土)14時00分-18時00分 (240分)
場所 同志社大学烏丸キャンパス志高館 
https://www.doshisha.ac.jp/inform…/…/imadegawa/karasuma.html
参加自由、参加費無料
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共催講演会開催の経過と趣旨


京都大学工学部機械系同窓会・京機会(KMC)イノベーション研究会は、本年、「地域再生」(公共圏におけるイノベーション)をテーマとして、科学技術だけでなく、公共政策やイノベーションを支える理論、思想、哲学までを含む俯瞰的な研究ネットワークをイメージし、企業人だけでなく、大学、官庁、諸学会など幅広い活動経験をもつ人々と組織との連携を目指してまいりました。このたび、大阪大学、リヨン第三大学(AM・リュー名誉教授、科学哲学)、ストラスブール大学(PhD三石博行氏)とご縁がつながり、成立の当初より文理融合を課題とし、俯瞰的(総合的)政策学の理論と実践の学を形成しようと志された人々の集まりである関西政治社会学会(三石博行会長)と首記のテーマで合同講演会を開催することとなりました。
京都大学工学部機械系同窓会 KMCイノベーション研究会座長 林 完爾
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開催 挨拶 
林完爾 氏  京機会 KMCイノベーション研究会座長 (10分)
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第1講演 高木英彦氏 NEDO関西支部支部長 NPO法人ツーリズム研究機構コーディネータ
題名「産業ツーリズムを通した地域イノベーション」 (70分)
インバウンドという言葉が、図らずも身近なものになってしまった昨今。インバウンド=爆買いの考えを排し人的交流の一面として捉えて、その経済的、社会的効果を整理・理解し、我が国および海外諸国がともに発展する方策を考えることが重要だ。
人的交流は、ビジネス面での交流が大きな経済効果をもつにもかかわらず、わが国では観光(Sightseeing)という面でのみとらえられている。未だに役所は観光庁となっている。一方、海外ではツーリズム(Tourism)という大きな概念でとらえており、ビジネス出張と物見遊山の観光旅行をトータルに考えている国がほとんどである。
産業ツーリズム(Industrial Tourism)は、海外で通じる立派な英語であり、わが国では、ツーリズム研究会の代表であった故住野昭氏によって広められた概念である。今では耳慣れたものになった「産業観光」もその一部をなすものである。
今回は、これまでさまざまな機関で取り組まれてきた産業ツーリズムを紹介するとともに、その本質を議論し、特に地域経済にとってどのような意味を持つのかを、質疑応答により発見される新たな知見も含めて考えていきたい。地域(企業)には、自らイノベーションを起こすきっかけを提示できれば幸いである。
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ディスカッション  (30分)
問題設定、視点・仮説提供
ファシリテーター 林 完爾氏
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休憩 20分
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第2講演 新川達郎氏  同志社大学教授 政治社会学会理事長
題名「これからの自立的地域再生と政策実現のための環境づくり」(70分)
要旨
人口減少や縮小社会にどう対処するのか。日本は超高齢社会、縮退社会、あるいは縮小社会の時代に入っており、その当面する衰退問題への対応が大きな課題となっている。将来予想では、2060年人口は今の2/3、そのうち40%が65歳以上になるという。人口政策あるいは将来の国民生活のビジョンが試されることになる。残念ながら、これまで高齢者対策はあったが若年層や将来の持続可能な人口への議論はあまりにも少なかった。
この問題は、地域社会においては、より尖鋭に表れる。人口減少や少子高齢化の影響が地域によって大きく異なるからでもある。地域の課題として、それぞれの地域の将来像をどのように描くことができるか。一般には、消滅可能性都市あるいは消滅自治体問題として議論されるようになっているが、市町村レベルの地方自治体の半数が持続不可能かともいわれている。
確かに、従来からの過疎高齢化と大都市圏に見られる限界ニュータウンや限界マンション問題、また都市内限界町内会問題など、持続可能性が課題となっていることは確かである。市街地中心部も郊外住宅地も、そして中山間部も直面する人口減少と少子高齢化に対して、どのように取り組んでいったらよいのか。
こうした現状にあって、地域の活力を維持するとはどのような基準で考えればよいのか、そしてどのような条件を整えれば、そうした地域の活力を維持できるといえるのであろうか。地域の持続可能性こそが問題になるのであるが、それには、経済的にも社会的にもそして環境的にも将来展望の可能性がなければならない。それを端的に表す指標として、基本的に人々が特に若者が集まる地域であり、その若者の集まる数が増える地域、そうした地域にこそ地域住民が集まり力を発揮することができるといえるのではないだろうか。
そうした地域の基本的な条件の一つは前述のように社会経済の機能維持と発展である。産業経済や生業が現実に活性化する地域こそが望まれているし、実際、地域ごとの様々な努力が伝えられている。とはいえ現状のままでこれらを維持することは難しい、地域が持つ資源を総動員して、地域の活力を維持することに努めなければならない。とはいえ、それは、地域資源を使いつくすことを意味しているのではなく、「保続」概念に見られるように、資源を維持し、繁栄を続けることこそが肝要となる。そのためには、同時に日常的な社会経済のイノベーションが必要となる。地域において人々の活力を引き出すことができるイノベーションを社会や経済の諸活動において起こしていくことが肝要となる。
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ディスカッション  (30分)
問題設定、視点・仮説提供
ファシリテーター 三石博行
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閉会の挨拶
三石博行氏  関西政治社会学会会長 (10分)
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懇親会 18時10分-21時00分
場所  芙蓉園
http://www.fuyouen.net/
参加費2000円、学生1000円
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関西政治社会学会事務局 連絡
同志社大学烏丸キャンパス志高館新川研究室
 hiro.mitsuishi@gmail.com
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2016年第5回関西政治社会学会研究会  同志社大学人文科学研究所 共同研究会


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日時 2016年7月23日(土)13時00分-18時25分 
場所 同志社大学烏丸キャンパス志高館2階共同研究室SK288
https://www.doshisha.ac.jp/inform…/…/imadegawa/karasuma.html
参加自由、参加費無料
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開催 挨拶 13時00分-13時05分
三石博行 (関西政治社会学会会長、認定NPO太陽光発電所ネットワーク副代表)
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1部 テーマ「食文化-京料理を語る-」13時05分-15時05分 (120分)
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司会者 佐藤洋一郎氏(大学共同利用機構法人 人間文化研究機構理事 (20分)
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話題提供者:松本隆司氏(「招猩庵 店主) (60分)
「和食・京料理を語ろう―ちょっと舌がすべってしまいましたが―」
松本さんは二条木屋町下ル、一の舟入にある「招猩庵」の店主です。店は小さな店ですが、驚くほどいろいろなお客さんが来られ、通には名の知れたお店で、お料理と松本さんの絶妙な語りをあてに話が弾み、思わぬ人脈ができたりもします。食材には特にこだわっておられ、「能登牛」「近江八幡の赤こんにゃく」や琵琶湖の魚たちなどがおばんざいふうに並んでいたりもします。一方でカレーライスなどの裏メニューもあって、和食とはなにかを考えるよい機会になります。和食業界は「派閥」があって、なかなか交流がむずかしい状況ですが、どこの「派閥」にも属さない松本さんの目を通して、また、料理の現場からみた食を出席者で考えたいと思います。
質問 (5分)
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グループデスカッション (45分)
松本さんを囲んでざっくばらんにお話を聞きます。
デスカッション (40分)
グループ報告 (5分) 
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休憩15時10分-15時25分 (15分)
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2部 テーマ「イギリスのEU離脱をめぐる課題 –何が問われているか-」
15時25分-18時15分 (170分)
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報告者1、鷲江義勝氏 同志社大学法学部教授 日本EU学会理事
題目「イギリスのEU離脱の背景と影響」 (40分)
要旨
6月23日に行われた国民投票によって、イギリスのEU離脱が決定的となった。本報告ではこの国民投票をめぐる賛否両論に入る前に、EUという組織が単なる経済組織ではなく、欧州統合を目指す特異な政治組織であることを明確にする。そのために、EUあるいは欧州統合の理念を明らかにした上で、多くの地域で見られる自由貿易連合との違いを明らかにする。それを受けて、欧州統合とイギリスの考え方の違いを明確にし、今回のEU離脱論争を捉え直したい。欧州統合の理念と単なる自由貿易地域の違いは、ドイツやフランスなどの西欧諸国のEUに対する姿勢とイギリスのEUに対する姿勢そのものであり、今一度、欧州統合とは何かを明らかにする予定である。
 また、イギリスのEUからの離脱手続過程についても解説していく予定である。ただし、現状は、かなり流動的であり、離脱交渉の9月開始の観測から離脱の撤回や再度の国民投票の実施の可能性まで囁かれており、はっきりとした見通しは困難な状況である。したって、その中でも可能性の高いものいくつか示唆することで、今後の可能性についても示唆したい。
質問 (5分)
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報告者2、榎木英介氏 近畿大学医学部講師 サイエンス・サポート・アソシエーション代表
題目「イギリスのEU離脱で科学技術はどうなるか?」 (40分)
要旨
去る6月23日、英国で行われた、EU離脱の可否を問う国民投票は、英国およびEUの研究者に大きな衝撃を与えた。科学技術関連分野において、英国はEUに対し、独仏伊に次ぐ拠出金を出す一方、EUからの恩恵も受けており、国民投票前から研究者たちはEU残留を希望していたからだ。
EUの研究予算は、欧州諸国全体の政府による研究開発資金の6パーセントに過ぎないが、各国の政府の予算はプロジェクト研究に配分されており、個々の研究者が獲得できるものとしては、EUの研究費(ホライズン2020)は非常に重要なものとなっている。また、研究基盤に関する欧州戦略フォーラム(ESFRI)はEUの組織ではないが、一国ではできない大型研究施設などを、いつ頃どこに設置するかなどロードマップを発表している。これらの研究施設のほとんどはEUからの資金を受けている。そして、「マリー・キューリー・アクション」は、国の枠を超え若手研究者を育成し、移動を促している。英国を含むEUの上位国は、人材獲得の面でも、EUから利益を得ている。
英国が抜けたEU、そしてEUから抜けた英国の科学技術がどうなるか…報道等をもとに私見をまじえ考えてみたい。
質問 (5分)
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報告者3、三石博行氏 京都奈良EU協会副代表、哲学博士(ストラスブール大学) (25分)
題目「イギリスEU離脱を巡る国民投票の結果とその評価」
要旨
イギリスのEU離脱問題は、色々な見解や憶測が飛び交う中、国際化する21世紀社会に課題を突き付けている。一つは、平和的共存を確立するためにこれまでの国民国家制度を脱し国際地域連合国家の形成を進めるための最も現実的な過程とは何か、それはどのように可能なのかと言う課題である。もう一点は、法の支配、個人の自由と人権の尊重、社会的平等と公共性を尊守する社会文化の形成を前提とする民主主義社会の形成、その一つの手段としての国民投票の在り方に関する課題である。議論を整理するために、ここでは、二つ目の課題に重点を置いて問題を整理してみる。何故なら、今後、EU内部でEU懐疑派と呼ばれる政党や人々が、イギリスと同様に国民投票でEU離脱を決定してくるからである。この国民投票の結果によって、離脱に反対する人々や報道機関・ジャーナリストから、国民投票自体を否定する意見が出されることに危機感を感じる。どのような国民の総意や民主的手段によって、今後のEU政治システムが運営されるべきかを議論したい。それは、今後憲法改正を巡る国民投票の可能性を持つ我国の問題に直結する課題でもある。
質問 (5分)
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グループデスカッション(50分)
デスカッション (40分)
グループ報告 (10分) 
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閉会の挨拶 18時15分-18時25分 (10分)
新川達郎氏(政治社会学会理事長、同志社大学教授)
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懇親会 18時40分-21時00分
場所 サンゼリア今出川駅前店
http://www.saizeriya.co.jp/restaurant/shop_detail.php…
参加費2000円、学生1000円
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関西政治社会学会事務局 連絡
同志社大学烏丸キャンパス志高館新川研究室
 hiro.mitsuishi@gmail.com
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2016年第5回関西政治社会学会研究会  同志社大学人文科学研究所 共同研究会


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日時 2016年7月23日(土)13時00分-18時25分 
場所 同志社大学烏丸キャンパス志高館2階共同研究室SK288
https://www.doshisha.ac.jp/inform…/…/imadegawa/karasuma.html
参加自由、参加費無料
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開催 挨拶 13時00分-13時05分
三石博行 (関西政治社会学会会長、認定NPO太陽光発電所ネットワーク副代表)
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1部 テーマ「食文化-京料理を語る-」13時05分-15時05分 (120分)
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司会者 佐藤洋一郎氏(大学共同利用機構法人 人間文化研究機構理事 (20分)
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話題提供者:松本隆司氏(「招猩庵 店主) (60分)
「和食・京料理を語ろう―ちょっと舌がすべってしまいましたが―」
松本さんは二条木屋町下ル、一の舟入にある「招猩庵」の店主です。店は小さな店ですが、驚くほどいろいろなお客さんが来られ、通には名の知れたお店で、お料理と松本さんの絶妙な語りをあてに話が弾み、思わぬ人脈ができたりもします。食材には特にこだわっておられ、「能登牛」「近江八幡の赤こんにゃく」や琵琶湖の魚たちなどがおばんざいふうに並んでいたりもします。一方でカレーライスなどの裏メニューもあって、和食とはなにかを考えるよい機会になります。和食業界は「派閥」があって、なかなか交流がむずかしい状況ですが、どこの「派閥」にも属さない松本さんの目を通して、また、料理の現場からみた食を出席者で考えたいと思います。
質問 (5分)
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グループデスカッション (45分)
松本さんを囲んでざっくばらんにお話を聞きます。
デスカッション (40分)
グループ報告 (5分) 
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休憩15時10分-15時25分 (15分)
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2部 テーマ「イギリスのEU離脱をめぐる課題 –何が問われているか-」
15時25分-18時15分 (170分)
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報告者1、鷲江義勝氏 同志社大学法学部教授 日本EU学会理事
題目「イギリスのEU離脱の背景と影響」 (40分)
要旨
6月23日に行われた国民投票によって、イギリスのEU離脱が決定的となった。本報告ではこの国民投票をめぐる賛否両論に入る前に、EUという組織が単なる経済組織ではなく、欧州統合を目指す特異な政治組織であることを明確にする。そのために、EUあるいは欧州統合の理念を明らかにした上で、多くの地域で見られる自由貿易連合との違いを明らかにする。それを受けて、欧州統合とイギリスの考え方の違いを明確にし、今回のEU離脱論争を捉え直したい。欧州統合の理念と単なる自由貿易地域の違いは、ドイツやフランスなどの西欧諸国のEUに対する姿勢とイギリスのEUに対する姿勢そのものであり、今一度、欧州統合とは何かを明らかにする予定である。
 また、イギリスのEUからの離脱手続過程についても解説していく予定である。ただし、現状は、かなり流動的であり、離脱交渉の9月開始の観測から離脱の撤回や再度の国民投票の実施の可能性まで囁かれており、はっきりとした見通しは困難な状況である。したって、その中でも可能性の高いものいくつか示唆することで、今後の可能性についても示唆したい。
質問 (5分)
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報告者2、榎木英介氏 近畿大学医学部講師 サイエンス・サポート・アソシエーション代表
題目「イギリスのEU離脱で科学技術はどうなるか?」 (40分)
要旨
去る6月23日、英国で行われた、EU離脱の可否を問う国民投票は、英国およびEUの研究者に大きな衝撃を与えた。科学技術関連分野において、英国はEUに対し、独仏伊に次ぐ拠出金を出す一方、EUからの恩恵も受けており、国民投票前から研究者たちはEU残留を希望していたからだ。
EUの研究予算は、欧州諸国全体の政府による研究開発資金の6パーセントに過ぎないが、各国の政府の予算はプロジェクト研究に配分されており、個々の研究者が獲得できるものとしては、EUの研究費(ホライズン2020)は非常に重要なものとなっている。また、研究基盤に関する欧州戦略フォーラム(ESFRI)はEUの組織ではないが、一国ではできない大型研究施設などを、いつ頃どこに設置するかなどロードマップを発表している。これらの研究施設のほとんどはEUからの資金を受けている。そして、「マリー・キューリー・アクション」は、国の枠を超え若手研究者を育成し、移動を促している。英国を含むEUの上位国は、人材獲得の面でも、EUから利益を得ている。
英国が抜けたEU、そしてEUから抜けた英国の科学技術がどうなるか…報道等をもとに私見をまじえ考えてみたい。
質問 (5分)
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報告者3、三石博行氏 京都奈良EU協会副代表、哲学博士(ストラスブール大学) (25分)
題目「イギリスEU離脱を巡る国民投票の結果とその評価」
要旨
イギリスのEU離脱問題は、色々な見解や憶測が飛び交う中、国際化する21世紀社会に課題を突き付けている。一つは、平和的共存を確立するためにこれまでの国民国家制度を脱し国際地域連合国家の形成を進めるための最も現実的な過程とは何か、それはどのように可能なのかと言う課題である。もう一点は、法の支配、個人の自由と人権の尊重、社会的平等と公共性を尊守する社会文化の形成を前提とする民主主義社会の形成、その一つの手段としての国民投票の在り方に関する課題である。議論を整理するために、ここでは、二つ目の課題に重点を置いて問題を整理してみる。何故なら、今後、EU内部でEU懐疑派と呼ばれる政党や人々が、イギリスと同様に国民投票でEU離脱を決定してくるからである。この国民投票の結果によって、離脱に反対する人々や報道機関・ジャーナリストから、国民投票自体を否定する意見が出されることに危機感を感じる。どのような国民の総意や民主的手段によって、今後のEU政治システムが運営されるべきかを議論したい。それは、今後憲法改正を巡る国民投票の可能性を持つ我国の問題に直結する課題でもある。
質問 (5分)
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グループデスカッション(50分)
デスカッション (40分)
グループ報告 (10分) 
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閉会の挨拶 18時15分-18時25分 (10分)
新川達郎氏(政治社会学会理事長、同志社大学教授)
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懇親会 18時40分-21時00分
場所 サンゼリア今出川駅前店
http://www.saizeriya.co.jp/restaurant/shop_detail.php…
参加費2000円、学生1000円
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関西政治社会学会事務局 連絡
同志社大学烏丸キャンパス志高館新川研究室
 hiro.mitsuishi@gmail.com
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第4回関西政治社会学会研究会(7月16日)


2016年7月16日(土)開催の第4回関西政治社会学会研究会のプログラムの案合をお送り致します。以前企画しておりました「1部 テーマ 食文化-京料理を語る-」は、2016年7月23日(土)の第5回関西政治社会学会研究会での開催に変更されました。皆さまにご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
今回の第4回目の研究会では「市民参画型社会の構築に向けて」をテーマにしまして、3名の報告者のお話しを用意しております。
一つの報告では、長年、市民による政策提案活動とそのシンクタンクを構築して来ました「市民がつくる政策調査会(市民政調)」を運営されてきました小林幸治氏から、これまでの活動に関する経験談をお話しして頂けると期待しています。
二つ目はは、地方自治の重要な市民参画促進政策として注目をあびている「協働政策過程」に関する研究報告を小田切康彦氏が行います。その行政部門や市民への影響についてお話しして頂けると期待しています。
三つ目は、自然生態文化社会環境に直接影響されて成立する「農業・産業」は、それらの多種多様な条件によって、それぞれの地域固有の多様な形態があり、日本の農業は、それらの条件によって成立してきた日本的生産様式とその生産手段としての農村コミュティによって成立する。この共同体的構造を社会学的視点から分析し、産業革命以後の生産様式を支えている利益社会的構造との違いに触れながら、日本型農村社会がもつ「参画型社会」の様式について、長年、農業社会経済学を研究されてきた河村能夫氏が、農業大学校の教育を通じて得た経験を基にしながらお話しして頂けると期待しています。
2部の自由セッションでは、
銀行は預金の単なる仲介者であり、かつ貨幣が創造している。この「債務貨幣システム」下での銀行の役割について、銀行の機能をシステムダイナミックスのモデリング手法を用いてを分析する。
そして、一定期間の取引高から需給を捉えるフローアプローチと一時点の資産残高から需給を捉える方法ストックアプローチの二つの理論が表裏一体のものであることを示しながら、日銀の量的緩和(QE、アベノミックスの第1の矢)の失敗に言及する。この問題を解決する手段はあるのか。山口薫氏は、「公共貨幣システム」と呼ばれている貨幣システム、貨幣の不安定性を除去する代替的なデザインを紹介する。このシステムによって、貨幣の安定性、景気変動除去、さらに消費増税なしでも可能な政府債務の可能性について言及する。現在、財政政策で苦しむ現代資本主義社会に必要な貨幣システムについてお話しして頂けると期待しています。
三石博行 関西政治社会学会会長 
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◎2016年第4回関西政治社会学会
 同志社大学人文科学研究所 共同研究会
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日時 2016年7月16日(土)13時00分-18時25分 
場所 同志社大学烏丸キャンパス志高館2階共同研究室SK288
https://www.doshisha.ac.jp/inform…/…/imadegawa/karasuma.html
参加自由、参加費無料
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開催 挨拶 13時00分-13時05分
三石博行 (関西政治社会学会会長、認定NPO太陽光発電所ネットワーク)
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1部 テーマ「市民参画型社会の構築に向けて」13時05分-16時20分 (200分)
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報告者1、小林幸治氏 特定非営利活動法人 市民がつくる政策調査会(市民政調)事務局長  
タイトル 「市民による政策提案活動と法制化の取組み事例―市民政調の活動から」 15時30分-16時10分 (40分)
要旨
1997年に設立した市民がつくる政策調査会(市民政調)の約20年間の取組みから、市民政調の目的や活動内容の紹介と、その取組みの過程で市民・市民団体がどのように具体な政策提案に取組み、その実現のためにどのような経過を辿ったかなど、具体的な事例から市民政策提案活動の実践と法制化の取組み事例を紹介する。
質問  (10分)
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報告者2、小田切康彦氏 徳島大学准教授 
タイトル 「地方自治体における協働政策のインパクト」(40分)
要旨
近年の地方自治を議論するうえで重要な概念のひとつとして挙げられるのが市民との「協働」である。地方自治体による協働政策が推進され、その制度化や実践が展開されている。同時に、学術的にも大きな関心が寄せられ、学際的に研究等が蓄積されている。しかし、これまで、協働の概念や形成過程に関する研究が盛んに行われる一方で、その出力や成果については十分に議論されてこなかった。自治体の協働政策の推進が何をもたらしているのか、というインパクトの諸相は明らかになっていないといえる。本報告では、こうした問いについて、次の3つの視点からアプローチすることを試みる。第1は、協働が政策過程に及ぼす影響である。協働によって政策の民主性や効率性は変化するのか、あるいは政策の質や水準等に影響があるのか、といった点である。第2に、協働が自治体行政へ及ぼす影響を検討する。行政部門へもたらす影響として、民主化という観点を取り上げる。そして第3に、協働が市民へ及ぼす影響である。権力関係上、弱い立場にある市民側へもたらす功罪について議論する。
質問 (10分)
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報告者3、河村能夫 (京都府立農業大学校校長 龍谷大学名誉教授 REC顧問)
タイトル 「農大から見えてきた日本農村のすがた 」(40分)
      - 参画型社会の原型としての農村コミュニティ -
要旨
産業革命以降の社会発展をティンニエスは産業革命以降の社会発展をGemeinschaft(英訳:community)からGesellschaft(英訳:association)への転換として把握した。農村社会から都市社会への展開を社会の発展と把握してきたのである。
しかし、農業は地域の自然環境や社会環境により直接的に影響されるため地域固有性が強く「農業は地域によって異な」り、その農業を地域経済の基盤とする農村コミュニティも、地域固有性が強く、地域によって異なる。重要なのは、それがどう異なるかである。例えば、日本の農業とその上に形成される農村コミュニティは、米国の農業とその上に形成される農村コミュニティとは異なる。その違いを本論では、前者をGemeinschaft的農村コミュニティ、後者をGesellschaft的コミュニティと把握している。重要なのは、そのそれぞれに於いて、社会発展のメカニズムと合理性が異なることを認識しながら、環境変化に対応した政策を構築することである。
質問 (10分)
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グループデスカッション (50分)
デスカッション (40分)
グループ報告 (10分) 
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休憩16時20分-16時35分 (15分)
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2部 自由セッション 16時35分-18時15分  (100分)
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報告者1、山口薫氏 (日本未来研究センター代表) 
タイトル 「Head and Tail of Money Creation and its System Design Failures -Toward the Alternative System Design -」 16時20分-17時00分 (40分)
本研究報告は、第34回国際システムダイナミックス学会(7月18日、デルフト、オランダ)で報告予定の共著論文の内容を2日早く国内で紹介するものです。
部分準備制度のもとで貨幣が創造される現行の「債務貨幣システム」下での銀行の役割について、過去1世紀以上にわたって2つの理論が共存してきました。一つは、銀行は預金の単なる仲介者に過ぎない(貨幣は外生的に与えれる)というもので、もう一つは、銀行は無からお金を創造している(貨幣は内生的に創造される)というものです。共存とはいうものの歴史的には前者が支配的で、後者は1929年の大恐慌の直後からつい最近まで「タブーサブジェクト」とされてきました。システムダイナミックス(SD)のモデリング手法を用いて、本研究では、前者を「フローアプローチ」、後者を「ストックアプローチ」と呼びます。
本研究の目的は3つ。第1に、フローアプローチとストックアプローチはお互いに排他的な理論ではなく、コインの表と裏のように同じものであるということを示し、1世紀以上にわたる銀行論争に終止符を打ちます。第2に、ストックアプローチ(フローアプローチでも可)のSDモデルを用いて、現行の債務貨幣システムは、好況と不況、インフレとデフレを繰り返しもたらす不安定なもので、日銀の量的緩和(QE、アベノミックスの第1の矢)を失敗させたように、デザイン欠陥であることを示します。
質問 (10分)
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グループデスカッション (50分)
デスカッション (40分)
グループ報告 (10分) 
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閉会の挨拶 18時15分-18時25分 (10分)
新川達郎氏(政治社会学会理事長、同志社大学教授)
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懇親会 18時30分-20時30分
場所 芙蓉園(既に予約済)
http://www.fuyouen.net/
参加費2000円、学生1000円
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関西政治社会学会(政治社会学会関西支部)
http://aspos.web.fc2.com/ 政治社会学会HP
https://www.facebook.com/ 関西政治社会学会Facebookページ
関西政治社会学会事務局 連絡
Hiro.mitsuishi@gmail.com
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2016年5月26日木曜日

第三回関西政治社会学会研究会

5月21日、第三回関西政治社会学会研究会「少子化問題とその対策」の発表者の要旨付のご案内
日時 2016年5月21日(土)13時00分-17時50分
場所 同志社大学烏丸キャンパス志高館2階共同研究室SK288
今回の研究会では、現在の社会問題の一つ「少子高齢化とその対策」を理解し解決するために、今回の研究会を企画しました。この課題が多くの課題に関連していることを了解した上で、今回は、「少子高齢化とその対策」の課題を二つの視点から検討することになります。
その一つは、女性の問題として出産、子育てが語られてきた歴史や社会文化的背景を批判的に分析解釈し、その社会構造の変革のための政策を検討する課題である。この課題に関連する研究報告を1部で行います。
もう一つは、少子化を疲弊する地域社会、特に農林漁業社会の課題として理解し、その解決、地方活性化のための政策を課題にした研究を取り上げました。この課題に関する研究報告を2部で行います。
また、この研究会は誰でも参加できますので、皆さまの研究会、グループデスカッションを通じた意見交流への参加を期待します。
三石博行 (関西政治社会学会会長)
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◎2016年5月21日、2016年第3回関西政治社会学会
日時 2016年5月21日(土)13時00分-17時50分
場所 同志社大学烏丸キャンパス志高館2階共同研究室SK288
https://www.doshisha.ac.jp/inform…/…/imadegawa/karasuma.html
参加自由、参加費無料
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開催 挨拶 13時00分-13時05分
三石博行 (政治社会学会、NPO太陽光発電所ネットワーク)
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1部 テーマ「少子化問題とその対策」
時間 13時05分-16時10分 (125分)
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報告者1 田間泰子先生(日本女性学会、大阪府立大学)(報告40分 質問5分)
「少子化問題とリプロダクティブ・ライツのゆくえ ―少子化問題を根源から考える―」
本報告は、第二次世界大戦後の日本社会の歴史を、フェミニズムと社会学的視点からレビューすることを通して、現代の少子化問題を根源から捉えなおす。「Ⅰ.妊婦はどこにいるのか?」では、諸データをもとに妊婦の存在がいかに社会的に不可視となったかを示す。「Ⅱ.Bodies that Matter」では、フェミニズム的ケア論を導入し、思想的に妊婦を社会的存在として位置づける可能性を探る。以上から、少子化問題を、皮相的な少子化対策に還元することなく、人の命と社会との関係の問題としてより根源的に考え直したい。
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報告者2 大束貢生先生(日本ジェンダー学会、佛教大学)(報告40分 質問5分)
「男性から見た少子化問題」
「少子化問題は産む性である女性の問題として語られがちであるが、男性の問題でもある。
男女共同参画社会を共に創っていく中で、男性が少子化問題をいかに自分たちの問題として捉えることができるのかについて、みなさんとともに語り合いたい」
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グループデスカッション (30分、報告5分)
数人でグループを作り、報告者も入れて、若い研究者にグループリーダとなって頂き、活発な意見交換を行います。最後、1分間で、グループリーダが、それぞれのグループでの議論をまとめて、報告します。
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休憩16時10分-16時25分 (15分)
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2部 自由課題「地域社会の活性化、少子高齢化対策」
時間 16時25分-17時45分 (80分)
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報告者1、水垣源太郎先生(政治社会学会、奈良女子大学)(報告40分、質問5分)
「地域社会の活性化としての農業と少子高齢化対策  ―高齢化する中山間地域、限界集落の問題を考える―」
「中山間地域コミュニティのデザインを考えるー奈良県を事例として」
日本の少子高齢化は世界に類例を見ない段階に突入しているが、その様相は都市と地方で異なっている。都市郊外、とくにオールド・ニュータウンでは、団塊世代の定年退職によって高齢化が加速する一方、地方では、就業機会および子どもの教育機会の都市集中に伴う若年層の都市移動が依然として続いている。
さらに近年では、2025年に後期高齢者になる大都市団塊世代への対応の遅れがようやく広く話題とされるにようになった。報告者がフィールドとする奈良県は,合計特殊出生率と女性有業率がともに全国的に最下位の水準にあるという特徴をもった地域である.
県域は,京阪神大都市圏内にあって昼夜間人口比率が低く人口が増加しているベッドタウン地域と,ゆるやかに人口が流出している古くからの市町,さらに京阪神大都市圏外の人口流出が激しい広大な中山間地域といった対照的な3地域を含んでいる.
本報告では、各地域における少子高齢化の諸相を検討するとともに、島根県中山間地域研究センターが提案する新しい社会構想なども紹介しながら、地域の今後を考えるための話題を提供したい。
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グループデスカッション (30分、報告5分)
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閉会の挨拶 17時45分-17時50分
新川達郎先生(政治社会学会理事長、同志社大学)
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懇親会 18時10分-20時10分
場所 芙蓉園(既に予約済)
http://www.fuyouen.net/
参加費2000円、学生1000円
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2016年3月10日木曜日

関西ivote 研修会(関西政治社会学会後援)

当たり前の「投票に行く」ことが出来ていない日本を変えたい


関西政治社会学会では、学生団体関西ivoteの活動を支援しています。3月25日に学生団体関西ivoteが研修会を京都大学文学部で企画しています。武蔵野大学教授の荒木義修氏(政治社会学会会長)が講師を務めます。選挙法が改正され18歳から投票できます。しかし、これまで義務教育や高等教育では、投票することの大切さを教えていなかった。日本の投票率は民主主義国家を自称するには余りにも恥ずかしい数値である。若者の投票率は特に悪く、その結果彼らの意見や立場が政治に反映されてはいない。しかも、ますます格差が広がり、若者たちの未来を奪おうとしている。投票に行こうという足立前の社会活動を学生団体ivoteは根気よく取り組んでいる。関西政治社会学会は政策理論の研究だけでなく、市民の政治参画型社会のための教育活動も視野に入れるべきだと考えている。投票すること、これは間接民主主義社会で許される唯一の政治参加である。その自覚こそこの国の民主主義文化の基本だと考える。

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関西ivote 研修会(関西政治社会学会後援)
集中講義:「人はなぜ投票所に足を運ぶのか」
講師:荒木義修(武蔵野大学法学部政治学科教授/政治社会学会会長)
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日時:2016年3月25日(金) 9時00分-17時00分
場所:京都大学文学部本館2階第7講義室
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
地図上の校舎番号 8 文学部校舎(約80名)
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時間割(変更あり): 9時00分-17時00分(午前と午後に15分程度グループ・ディスカッションを含む)
主催者挨拶 5分
午前中の講義 9時05分‐12時0分
講義課題 
1、「投票行動研究の理論と方法」
2、「政界再編期における無党派の急増と投票率の低下」
3、「中山間地域と恒常的高投票率:三重県島ヶ原村での実態調査を中心にして」
質問時間 20分
グループディスカッション 20分
昼休み
12時20分-13時00分
午後の講義 13時00分-17時30分
講義課題
1、「投票参加の一般モデル:自己保存モデル」
2、「積極的人格、問題解決能力と投票参加」
3、「疎外感と棄権」
質問時間 20分
グループディスカッション 30分
グループ報告 10分
閉会の挨拶 5分
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【講義要約】
1.投票行動研究の理論と方法
社会調査の基本的な理論と方法について概説し、統計ソフトSPSSを駆使しながら、回収した最近のデータを具体的にどのように分析を加えていくのかを解説する。
2.政界再編期における無党派の急増と投票率の低下
 無党派層は最近でも60%超える高い比率であるが、通常の選挙では無党派層は7割以上が投票に出かけるという不可思議な現象がある。また、時代を遡ると、1993年の政界再編を契機に無党派層が急増したことは特筆すべき点である。その中核は自民党長期政権時代の弱い自民党支持者であったが、その後、消費税導入を契機にその中核が強い自民党支持者に取って代わるという急変が生起した。同時に、1995年1月の阪神大震災と3月のオウム真理教による地下鉄サリン事件直後には、統一地方選挙、参議院議員選挙、総選挙がそれぞれ過去最低の投票率を記録するという異常事態が発生した。急激な政治的関心の低下がその原因であったが、今なおその深層心理は未解明のままである。
3.中山間地域と恒常的高投票率:三重県島ヶ原村での実態調査を中心にして
 全国の各都道府県の15%ぐらいは、恒常的な高投票率を生むいわゆる中山間地域である。高投票率の原因を究明すべく、三重県でもっとも高投票率を持続的に保有していた島ヶ原村の実態調査に踏み込んだ。通常、都市部よりも農村部の方が、投票率が高いと言われ、その原因は周囲の眼などの暗黙の圧力にあると言われてきたが、実際に現地で意識調査を実施すると、周囲の眼などではなく「投票義務感」に基づくものであるという常識を覆す結果が出た。なお、この地域は他の地域に比べて政治的不満と政治的関心も極めて高いということも判明した。
4.投票参加の一般モデル:自己保存モデル
青年の投票率の恒常的低下は、長きに渡って取り上げられてきた、わが国の大きな社会問題のひとつであるが、何らかの処方箋が施されて、根本的に青年の投票参加の誘因が補強・改善された事例はほとんど稀有であろう。
その原因は、投票参加についての根本的な動機が十分に解明されていないからである。ここでは、第1レベルとして、「投票義務感」と「当該選挙への関心」が、第2レベルとして「自己利益」と「社会協調」意識が投票に恒常的に影響を与える基本的変数であることを示し、さらに「自己利益」意識が直接または「社会協調」意識を媒介にして「投票義務感」と「当該選挙への関心」に影響を及ぼして投票を決定するという“自己保存モデル”を投票参加の一般モデルとして提示する。しかしながら、第1レベルの「投票義務感」と第2レベルの「自己利益」意識は別々のものであって、前者をもって“市民参加”、後者をもって“政治参加”とする二分法が適用されてきたが、「自己利益」意識が「投票義務感」を予測するので両者は同質的であり、これまでの二分法は誤謬であると言わざるを得ない。
5.積極的人格、問題解決能力と投票参加
投票参加の自己保存モデルの自己保存本能的な第2レベルの動機に働きかければ、投票率の向上が理論的に期待できるので、そのための手段として、企業研修プログラム「心のアドベンチャー」(AIA)の体験を通じて「志」「他者理解」などの“積極的心構え”を身に着ければ、第2レベルの動機が補強・改善され、投票率が向上することがこれまでの調査で検証してきた。しかしながら、選挙年齢が18歳に引き下げられたことを契機に、文科省が投票率向上に、中等教育に問題解決型の学習ないしカリキュラム構成等が必須であるとする見解について吟味検討を加えてみたい。
6.疎外感と棄権:「来るべき参議院議員選挙と青年のやる気意識調査」(2016年1月)報告
「来るべき参議院議員選挙と青年のやる気意識調査」結果を概観し、ここ1,2年で投票参加モデルとしての自己保存モデルに疎外感を投入しなければ有意なモデルを構築できなくなった点への考察を試みたい。最終的には、最近の棄権の最大の原因が疎外感にあるとすれば、そのような意識を除去するにはどうしたらよいのかという問題が提起される。ここでは、試論として認知行動療法の導入が効果的である点を指摘してみたい。
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懇親会 18時00分-19時30分
場所 京都大学百万遍近くの喫茶店
参加費、注文分を各自支払う
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関西ivote メンバー以外の方は、必ず関西政治社会学会事務局まで参加希望の連絡先をして下さい。
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関西政治社会学会 研究会事務局 
連絡 090-8201-0993
Email hiro.mitsuishi@gmail.com
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第一回関西政治社会学会研究会の案内

参画型社会構築の政策理論と現在のEU問題を理解する交流



第一回関西政治社会学会を1月30日土曜日、同志社大学で開催した。研究会は第一部は「参画型市民社会を担う政策主体形成とは」で、第二部は「現在のEU 問題とは何か」で今回の研究会は構成されていた。参加者は20名弱であったが、熱心な議論がグループディスカッションで行われた。第二部は英語での報告だったのでグループディスカッションも英語となった。これが関西政治社会学会の研究会の特徴とも言える。研究発表者からの問題提起としての研究報告を受けて、参加者全体で課題に関して議論し、考え、提案する。関西政治社会学会では第四回研究大会以来、グループディスカッションを研究会に取り入れて来た。今後、研究会を他の学会との合同研究会(ジョイント方式)にし、多様な専門家間の交流を行いたいと考えている。

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2016 年第1 回関西政治社会学会研究会 (研究発表要約記載)
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日時2016 年1 月30 日(土)15 時00 分-18 時15 分
場所同志社大学烏丸キャンパス志高館2 階共同研究室SK288
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1 部テーマ「参画型市民社会を担う政策主体形成とは」
時間15 時00 分-16 時30 分
報告者1 荒木義修武蔵野大学教授
「市民社会の高等教育と政策形成主体」(報告20 分、質問5 分)
要約
最近の一連の調査で「積極的人格」というものがわれわれの心の中に存在することを統計学的に証明し、「積極的人格」尺度の開発に成功した(信頼係数α=0.80以上)。さらに、企業研修プログラム「心のアドベンチャー」を体験するとこの「積極的人格」が強化されることを紹介してきたが、このような「積極的人格」という画期的な構成概念が社会心理学ばかりでなく教育や経営の現場に与える影響ははかり知れないものがあると考えられる。
さらに、本年1月に予定されている本調査の予備調査では、いわゆる文科省が提唱する「学士能力」と極めて深い相関(相関係数0.60)があることが分かってきた。「学士能力」概念そのものが主として問題発見と課題解決などに向けられており、政策作成志向傾向が極めて強いものであることを考えると、政策作成主体の能力強化には、強い相関関係にある「積極的人格」の獲得が不可欠であると想定される。そこで、政策作成能力そのものと考えてよい「学士能力」と「積極的人格」尺度の下位尺度である「積極的心構え」「志」「他者理解」「他者賞賛」「説得力」との関係を考察し、本調査の調査結果を予測してみた。
報告者2 田口美紀まちとしごと総合研究所調査研究部長(同志社大学大学院総合政策科学研究科博士後期課程)
「自治・協働型社会の形成に向けた活動の展望と課題について」(報告20 分、質問5 分)
要約
深刻化した社会問題の解決のためには、地域社会にある企業、地域団体、家庭等全ての主体(組織)がそれぞれの特性を生かしながら、課題解決に関わる「自治・協働型社会」の形成が必要といわれている。
本報告会では、当研究所がその実現をめざして取り組んできた事業(社会実験)の中でも特に、各主体の構成員である個々人が市民としての自覚をもって課題解決に向けた行動を起こすきっかけをつくる「プロジェクト志向型市民会議」の実践事例をとりあげ、その効果検証から得た知見とともに、現在、構想中の事業についても報告を行う。
グループディスカッション (20 分、報告5 分)
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休憩16 時30 分-16 時45 分
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2 部テーマ「現在のEU 問題とは何か」
時間16 時45 分-18 時15 分
(京都奈良EU 協会後援)
報告者1、Alain Marc Rieu(フランス国立リヨン第三大学教授、現在大阪大学客員教授)
「The European Union in crisis: deconstructing for reconstructing -The need
of collaborative research in Human and Social Sciences- 」(報告30 分、質問5 分)
Summary
The objective is to study some paradoxes facing today the European Union. These paradoxes concern basic presuppositions and core values. Such paradoxes cannot be solved by usual political and administrative negotiations. They require advanced research in human and social sciences. In order to be fruitful, this research needs also to associate specialists in human and social sciences from nations where these disciplines play a major role in their evolution, from Japan in particular.
グループデスカッション (20 分、報告5 分)
※報告及びデスカッションは英語です。
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懇親会 18時20分-20時00分
場所 寒梅館喫茶店
参加費2000円、学生1000円、招待者0円
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関西政治社会学会 研究会事務局 
連絡 090-8201-0993
Hiro.mitsuishi@gmail.com
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第二回関西政治社会学会研究会の案内

研究者と市民、政策理論と実践活動の交流


第二回関西政治社会学会を3月26日土曜日、同志社大学で開催します。研究会は第一部「自然エネルギー社会は可能か」と第二部「京野菜生産の現場を学ぶ視点」で構成されています。各発表者の発表内容の簡単な要旨を付けて、案内をお送りします。参加して下さい。また、関西政治社会学会の研究会ではグループディスカッションの時間を十分取ってあります。皆様と共に政策課題の議論ができることを期待しています。ご参加をお待ちしております。

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2016年第2回関西政治社会学会研究会のご案内 (要旨付)

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日時 2016年3月26日(土)13時00分-18時20分 
場所 同志社大学烏丸キャンパス志高館2階共同研究室SK288
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開催 挨拶 13時00分-13時05分
関西政治社会学会会長 三石博行氏
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1部 テーマ 「自然エネルギー社会は可能か」
時間 13時05分-15時45分 (150分)
(認定NPO太陽光発電所ネットワーク後援)
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報告者1 仁木住男氏 一般社団法人 南紀自然エネルギー 代表 
「市民共同発電事業と地域貢献 和歌山の事例報告」(報告25分 質問10分)
南紀自然エネルギーの活動は自然エネルギーで地域を元気にすることを目的とし、地域貢献、セルフビルドと共同出資を特徴としています。これまでに3つの太陽光の共同発電所を作りましたが、①利益は地域に役立つ活動を行う団体に寄付し、②近所の人と一緒に手作りで、③地元の出資者に利益の一部を分配する、というモデルを続けています。
 皆に少しずつメリットがあるモデルで、上手くいきそうに思われましたが、新しい取組みを、新しい組織が、周囲の人を巻き込んで進めていくには、信用力を高めること、地元に理解者を増やすことが必要でした。
 そのため、最初はメンバーの一人が個人で発電所を作ることから始め、様々なイベントを通じて支援者を増やして来ました。最初の頃は目論見通りに進まないことが大半でしたが、今では小規模な太陽光発電所を市民の力で作るためのコツはわかってきましたので、今後は他地域を応援していきたいと考えています。
 
1,自然エネルギーを使った地域貢献
 1)地域で自然エネルギーを作る意義(遊休地活用、富の創出、域内経済循環など)
 2)利益の還元方法、インパクト(共同発電の仕組み、寄付先、寄付額など)
2,市民共同発電所を作るプロセス
 1)仲間づくり
 2)お金集め
 3)セルフビルド
 4)地域の中での受け止められ方
3,課題の克服と地域に根付いてゆくプロセス
 1)これまでの取組みの振り返り(お金、仲間、地域での受容)
 2)「自然エネ×地域活性化」をスムースに進めるには
4,今後の展望
・太陽光は定常状態に入ったが、広がる余地あり
・小売り自由化で地産地消ができるように
・地域間の連携で各地の事業が安定成長に
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報告者2 伊藤博文氏 PV-Net理事 伊豆の国電気の畑代表 
「地域分散型手作り太陽光市民共同発電所のエネルギーシフトに果たす役割」(報告25分 質問10分)
NPOPV-Net静岡世話人会では、2011年1月に手作り太陽光発電所(10kW 第0号機)を数人で設置し、市民共同発電所の建設の実験を行った。3月11日東日本大震災・福島原発事故が発生し、5月に現地視察と調査を行い、原子力に頼らない電気の生産をモットに掲げ、本格的に市民共同発電所建設に取り掛かった。建設作業は会員のボランティア活動(手作り)で行われた。18.24kWの伊豆の国電気の畑(市民共同発電所第1号)が2012年9月に完成。二つの発電所建設の経験を総括・反省しながら手作り共同発電所建設の資金集め、作業行程、発電所の維持管理等々、市民共同発電所の在り方を検討点検した。更に、震災被災者の支援に手作り発電所建設の経験を活かし野田村の市民共同発電所の建設に協力した。また、地元地域の市民活動との連携も積極的に形成してきた。 その後、2号、3号機と共同発電所を作り現在6号機(2015年9月)を建設し、現在合計88.56kW出力の市民共同発電所に成長している。我々は、小さな市民共同発電所建設活動を社会全体の大きなエネルギーシフトに貢献できるための活動を模索、点検、展開しようと考えている。今回の発表では、地域分散型手作り太陽光市民共同発電所のエネルギーシフトに果たす役割と課題に関して述べる。
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報告者3 朴勝則氏 関西学院大学総合政策学部教授
「ヨーロッパの再生可能エネルギー普及政策」(報告30分 質問10分)
 西欧諸国では再生可能エネルギー(再エネ)普及策の実施は、電力市場の自由化および気候変動政策の具体化と、ほぼ同時期にEU共通政策の下で行われた。EU法の指令(directive)を加盟国が国内法化する際には、再エネ普及という目的に対し、政策措置の選択に関して幅広い裁量の余地がある。その結果、再エネの伸び率は、国によって大きな違いが生じた。端的には、実効性のある固定価格買取制度(FIT)等を採用したドイツ、スペイン等に比べ、固定枠制度(クオータやRPSと呼ばれる)をとった英国等では、政策を大幅に転換するまで、なかなか普及が進まなかったのである。この点を、欧州委員会の補助を受けたOPTRES研究に基づいて明らかにする。
 後半はドイツに注目して論じる。国策として脱原発が決められ、再エネ普及が一層進むなか、再エネ法賦課金の負担増加が叫ばれている。その一方で「メリットオーダー効果」による電力市場価格の下落の恩恵を、大企業ばかりが受けているとも指摘される。再エネ普及と電力自由化の相互作用と、ドイツのエネルギーシフトの成果と課題、それを巡る政治経済学について論じる。日本はここから何を学ぶべきなのか。
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グループデスカッション (40分、報告10分)
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休憩16時00分-16時15分 (15分)
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2部 テーマ「京野菜生産の現場を学ぶ視点」
時間 16時15分-18時15分(120分)
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司会と課題提供 (報告10分)
佐藤洋一郎氏(大学共同利用機構法人 人間文化研究機構 理事)
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報告者 関谷大貴氏(京都大学大学院農学研究科食物栄養学研究室)、(報告25分 質問10分)
京大農学研究科の間藤研究室では、京野菜の生産の現場を学ぶという趣旨から、京野菜の生産者である石割氏の指導を得て京野菜生産の実地を学習してきた。野菜の農家経営には単に栽培の技術の習得だけでなく市場が求める安定的な生産や販路の確保という経済面の知識や経験が欠かせない。食物栄養学研究室(間藤 徹教授)では京大生協への大根の販売という取組みもおこなって学生にトータルな知識と知恵を身につける機会を提供してきた。こうした教育上の取り組みに対して、学生の立場から、種々意見を述べる。
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コメント佐藤洋一郎氏  (報告20分 質問10分)
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グループデスカッション (40分、報告10分)
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閉会の挨拶 18時15分-18時20分
政治社会学会理事長 新川達郎氏 
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懇親会 18時40分-20時30分
場所 サンゼリア今出川駅前店
京都府京都市上京区今出川通室町東入今出川町313 SAKURA BLD.今出川Ⅱ 2F
参加費2000円、学生1000円、招待者0円(飲み物1杯以上の料金は自己負担)
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関西政治社会学会 研究会事務局 
連絡 090-8201-0993
Email hiro.mitsuishi@gmail.com
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2015年12月9日水曜日

撮る撮られる関係の解消

森一生氏の写真芸術

三石博行

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10月中旬に島根と出雲を旅行した。大雪山の麓にあった「上田正治写真美術館」に行った。上田正治の写真を観ながら、森一生氏の写真を思い出していた。

日常生活、家族、町並み、自分の生活空間にそのままある何ともないと言えば何ともない風景や情景、それらに潜む生活美を写し取る。そこには、写真家の観る眼がなければ、観えない世界があるようだと思った。

私の森一生氏の写真への感銘。それは、多分、彼の写真館に家族や自分の記念写真を取りに来る人々に共感し、シャッターを切る写真家森一生氏の姿を前提にして、はじめて、その説明にたどり着けるのだと思った。

森写真館に訪れて、家族の記念写真を撮りたいと思った人々に寄り添うように、森一生はすべての街の風景と自然に寄り添っているのだろうと思った。

森一生氏の写真の根底にはそうした生活の美に関する思想があるのかもしれない。あるがままの世界のあるがままの人々とその風景、さらにはそれらの人々を取り巻く世界を描き写しだそうとする芸術家、森一生の作品。

それは、あたかも今日の朝ごはんのように、何の気取りもなく、何のタイトルもなく、あるがままに、おもうままに、このフェイスブックに無造作に、並べられ、我々を楽しませている。

「2015年11月27日、森一生撮影」


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以前から森一生氏の写真を観ながら思っていたこと。それは、被写体がすでにその被写体でなくなった瞬間を撮った芸術作品とも言うべき「街の写真家森一生」の作品をどのようにして彼はうみだすのかという事だった。彼の写真館を見たかった。  

名古屋に向かった。しかし、会ってみて、その写真館の芸術作品は、彼の写真館にあるのでなく、森一生という写真家の姿にあることを知った。彼には、つまり、被写体たちが被写体であるという自意識を喪失させる眼差しがあった。  

彼の前で被写体たちは写される自分から生活している自分に帰ることが出来た。つまり、自然な日常の自分たちを、彼の写真館で、彼の写真機の前で、取り戻したのだ。それは、その写真館という空間にあるのでなく、森一生という写真家が創りだした被写体と自分との関係の空間に在ったのだと理解できた。  

ふと気が付けば、私は彼の前で、自然に自分を表現していた。その瞬間、ふと、どうしたのだろうかという不思議な感性に襲われた。彼のあの写真の面白さを知るために、ここまで来たのだはなかったか。それなのに、なぜ彼に質問を浴びせることが出来ず、何故、自分の話をしてしまうのか。その不思議な彼の雰囲気と自分の場違いな行動を観察しながら、自問していた。

しかし、その瞬間、私は彼の写真芸術の技術、「被写体が被写体としての自意識を消し去り、日常の世界へと立ち戻る」ことを可能にさせる撮影技能を理解した。つまり、そこに私が聞きたいことの答えが在った。その答えは、彼の職業的人柄と人格の調和によって出来ているものであった。彼は、私の不思議な感性して、その問いに答えていたのだった。それが、彼の写真芸術の本質だと、私は理解した。  

「どうして、貴方の写真の話を聴きたいのに、自分の話をしてしまうのか。」それが、彼の写真芸術の基本であったと、そう語りながら自覚した。不思議な瞬間であった。


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森さんとの名古屋の古い町並みの散歩、楽しいでした。最も、私の関心を呼んだことは、森さんが街の人々、商店、飲み屋、喫茶店、おばあちゃんから若い人まで、知り合いで、気さくに言葉を交わし、その日の出来事や、これからあるイベントの話を手短に、言い合い、そして、簡単に約束をしている姿であった。

彼は、この町の一人の住民として写真館を開き、写真を撮っているいう事でした。私が「上田正治写真美術館」で上田正治の写真を観ながら、森一生氏の写真を思い出していた世界が、名古屋の彼の生活空間に繋がっていた。

写真屋森さんの姿が、その町並みに溶け込んで、ジーパン姿で、皆さんの思い出の写真を取ってくれる写真屋のおっちゃん」であり、写真芸術家森一生は、そのおまけのような存在に映った。

最後に彼の行きつけのビルの前にへばり付いた飲み屋に行った。一杯飲み屋の狭い部屋で、常連やその連れがお互いに譲り合って、一杯引っかけて、冗談を飛び交わす。そんな庶民生活、そのものの日常風景と森さんの写真の関係の連立方程式の解が解けたようだった。

冬の薄暗い名古屋駅のビルの谷間に小さくなった空の下を潜り抜けて、新幹線の改札入口に近くなるにつれて、少し心残りがしながら、京都へ帰った。

「2014年12月6日 森一生撮影」


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許しとは何か。人はなぜ人を許すのか

三石博行


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人はどのようにして他者を「許す」のか、この答えは宗教に求めるほかないのだろうか。と言うのも、この「許す」という行為は、救いと共通するように思えるからだ。

許すとは何か。つまり、人は許すために許し得るのではなく、許されることを追い求めるために、許すのかもしれない。その意味で、許しとは、共に許されることを求めた者の救いに似ているとも言える。

広島の人々は、どのようにして原爆を落としたアメリカ兵を許したか。ドイツのユダヤ人は、どのようにしてアウシュビッツで家族を殺したドイツ兵を許したか。アジアの人々は、どのようにして国を侵略し、町は村を破壊した日本兵を許したか。


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確かに、許せないことがあるだろう。その許しないことを抱き、憎悪に燃え、そして復讐を誓う。もし、その復讐が達成された後に、何を感じるだろうか。そして、そこで、許せない想いは終焉し、それらの希望は完全に達成し得るだろうか。このように問い掛けるのは、殆ど、許せない現実に出会わなかった人々かもしれない。

許せない思いを抱く人々に対して、人を許すことを説教することは、無意味である。だから、それらの人々に、許せない思いを実現させる機会を与えることを社会は認めている。例えば、敵討ちのように、昔は、その機会を私的に認めていた。しかし、今日、この私的な復讐は犯罪とされる。法律によって、復讐は合法的に可能になり、許せない相手を刑事訴訟し、刑罰という社会的な報いを受けさせることが出来る。

だから、許すという事は、許せない現実を否定して成立しているのではない。許すという事は、許せない行為の対局にあるのでない。それは、逆に、許される対象として、許す主体が存在しているから、許すという行為が可能になると言えないだろうか。つまり、人は許されない自己を抱えた時に、許すことが要約できる立場に立つことが出来るのではないだろうか。

それはあたかも死にゆく人々の生命に対する憐れみにも似ている。つまり、許しとは、許される側に立つ、弱い人間としての自覚によって可能になっているのではないだろうか。


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もし、強い自分があるなら、そして、もし自尊心を傷つけられたなら、その相手を打倒する為に闘うだろう。その意味で、許さないことによって、自己実現を可能にすることが出来る。しかし、許すとは、その逆で、自分の自尊心を傷つけた人が、同じように他人から自尊心を傷つけられた時に、「それは苦しかっただろうと」彼に寄り添うことを意味する。それは、欺瞞者のすることだと言われるだろう。それは、嘘だと言われるだろう。

確かにそうなのだ。その許す行為に秘められた偽善性を、否定するつもりはない。

だから、許すことは自分が傷つけた相手を懲らしめられる強いと思う人間には出来ない技なのだ。自分が、懲らしめられる相手と同じ罪(過ち)を犯した弱い人間だと思った時に、その痛みを受け入れるという行為の結果として、許すということが出来るのかも知れない。その意味で、許すということは、受け入れるという意味に類似しているのだと思う。言い換えると、弱い自分を受け入れるという意味に繋がる。

これは美し表現で許しを語った場合の話だ。悪く言えば、許しとは「慣れ合い」だとも言える。つまり、悪いことをしていると自覚している人間であるから、許すことが出来る。もっとひどい言い方をすれば「泥棒が泥棒を許すのは、当たり前でしょう」という論理になる。

つまり、「私は泥棒ですから、貴方が泥棒であることを許すのは当たり前でしょう。もし、泥棒の私が、泥棒の貴方を許さないとすれば、それは自己否定になりますよね。」という論理が成立する。これが、自己欺瞞のない「弱い自分を受け入れる」タイブの許しとなる。


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しかし、これも極端な見解だ。広島の人々は原爆を落としたアメリカ兵を、そういう気持ちで許したのではない。アジアの人々も国を侵略し、町は村を破壊した日本兵を、そんな気持ちで許したのではない。


許しには、自分を深く傷つけ、自分の家族を死に追いやった人々に対して、自らが彼らと同類であると自覚させる強烈な自己否定がなければならない。つまり、それが原罪とか無常ということばで語られた考え方なのである。そうでもしないと、この許しに必要な自己理解が成立し得ないのである。

もし、そのことをキリストが説明しなければ、その意味は、不明のままだったと思う。もし、その意味をブッタが語らなければ、その理由は、理解できなかったと思う。その意味で、許しが宗教的な意味合いをもつことは避けられない。

残念なことに、この許しの問題に答えられる哲学や人文社会学はない。それが問題かもしれない。

歴史問題を語るとは何か

三石博行

歴史を語る時、語る人々の時代感覚や社会理念が前提となっている。こう歴史に関して語ったのは「解釈学」という考え方であった。それまでは、歴史とは過去の事実として理解されていた。しかし、この歴史的事実という理解が、歴史解釈という認識に変わったのは、謂わば、観ている私の時代性や社会性を前提にしなければならない人文社会学研究上の観察者にとっては当然の帰結であると言える。

この考え方は、長年検証され批判されてきた世界観を背景にして成立している。世界は実在する客観的存在から、社会現象、社会的構造、社会的事象、さらには時代や社会的存在の解釈世界として理解されてきた経過の中で、歴史的事実もその認識論的な影響を受けた。つまり、認識される世界は認識する主体の側の認識、評価のプログラムの産物であるという解釈が成立する以上、歴史もその一部であると理解された。それが解釈学的な歴史理解の基本となっているのである。

しかし、歴史問題を語る主体の歴史的、文化的、社会的存在の自覚という哲学では当然の理解も、現実には殆ど応用されることはない。それが今の日韓関係の中で深刻になりつつある「歴史問題」の根底にある。従軍慰安婦問題という歴史を、政治的利害に結び付けることは危険である。つまり政治が歴史問題に立ち入ることは、最も避けなければならない。もし、立ち入るとすれば、歴史解釈ではなく、現実の被害者の救済問題である。その意味で、歴史的事実の解明ではなく、その政治的利用を行う日本政府や韓国政府も同じような大きな間違いを犯そうとしているようだ。

丁度、原発の安全性を、素人の政治家が議論するように、歴史問題をその厳密な調査方法も知らない素人の政治家が議論していることになる。彼らの関心は、専ら事実ではなく、その政治的利用に過ぎない。そうなれば、後戻りのできない失敗を行うことになる。それは、国際化する社会に逆行する閉鎖的で偏執独断的な民族主義を扇動することになる。この考え方によって暴力は正当化され、過去の国家間の紛争挑発という失敗を繰り返すことになる。つまり、無用な敵意を扇動し、両国民の間に自然に芽生える友好な感性を破壊し、それらの人々を暴力の応酬、そして最終的に悲惨な戦禍に放り入れようとしているのである。

国がある以上、それらの国の間ではそれぞれ歴史の解釈や観方が異なることは、解釈学の立場からして当然である。そうした人文社会学や哲学的に当然の歴史解釈の課題を、もう一度、人文社会学を研究している人々が、そのことの責任を自ら引き受けなければならない。それを、政治家に任してはならない。

勇気ある韓国の現代史研究家の発言に政治的弾圧を加えた政権にも、さらには「従軍慰安婦問題」を無視し続ける日本の政治家に歴史問題に関する発言をこれ以上許してはならない。そして、これ以上、この歴史問題を含め、東アジアに関する歴史や文化の課題に人文社会学の研究者は無関心であってはならないだろう。



君の絵

私はいつも岩本拓郎氏の絵に深く反応してしまう。
その理由は分からない。多分、何がが抵抗しているかのようだ。
多分。

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「君の絵画」 三石博行


それは不思議な心象溶融剤。

心の奥に潜む世界に浸み込み、
無形の形象を意識の地表に滲み出す、

それは心的抑制装置の破砕剤。

突如として起こった
深層頁岩に封じ込められたエスの流血

ここは、何もなかった草原だった。

岩本拓郎氏 2015年11月19日

自動代替テキストはありません。
岩本拓郎氏 2015年11月19日

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落ち葉

森一生さんの落ち葉の写真を見た。もう美しい落ち葉ではなく、殆ど、葉っぱの形が、冷たい歩道に溶け出し、消えて行こうとしている。ある、確かにあった筈の生命の物語。これは、命の話なのですと冬の光が物語る。。。
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「落ち葉」 三石博行

朽ちる葉、
真空色彩、
溶解する和音。
冷たい歩道、
無形音色
無機化する造形。
それが冬の詩の始まり
それが冬のクロッキー
もう、明日しかない。
もう、あの空の彼方に行くしかない。

森一生氏 2015年12月9日 
森 一生さんの写真

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