2010年3月25日木曜日

自己組織性の設計科学概念

三石博行

設計科学の概念の理解に関して


1、吉田理論の流れの中から、生活社会行動学、情報科学から設計科学への理論的展開の流れの中で理解する。つまり、行為、資源、情報、プログラムの概念形成を通じて、設計概念が確立した。

2、吉田理論の流れから考えれば、設計科学とは「自己組織系の設計科学」と言い換えることができる。

3、汎情報概念に確立によって「情報科学」を生物学のシグナル情報概念から人間社会学のシンボル情報概念へ拡張し、発生、進化論的情報概念を基にしてその実態概念であるパターンの基体概念としての「存在論」を展開、つまり、それが進化論的存在概念として展開発展した。

4、存在論を裏付ける概念がプログラムである。そのプログラム集合によって実体化したものが「設計」概念である。つまり、設計も進化することになり、設計も自己組織性の運動体の中にある。

5、吉田科学哲学、プログラム科学論の背景には、行動学、情報科学、設計科学への吉田民人先生の人間社会学基礎論の長年の研究がある。

プログラム科学論 Programeology(英語)
設計科学 désigniologie(フランス語)


HP「地域イノベーション」への記載文書
http://regional-innovation.cocolog-nifty.com/region/2005/12/post_470f.html

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