三石博行
実践的なものは理論的であり、理論的なものは実践的である
問題解決には、常に現実的な視点、目の前の状況や課題に対する問題解決力が必要となる。
と同時に、今後予測される現実に対する対応策を検討し準備する能力が一方で問われる。言換えると、最も現実的な回答を得るために、理念や思想と呼ばれる問題解決の方向や問題分析の視点が求められる。
現実的問題解決力は理念的課題分析力によって支えられ、社会や歴史の大きな流れを理解することで目の前の具体的な問題解決力の鍵を得る。
それは、あたかも険しい道を猛スピードで走るレーサーのように、命取りになる目の前の障害物を一つ一つ見逃さずにキャッチしながらも、少し遠くを眺め、道の流れを理解しておかねばならない運転と似ている。
一見異なる二つの理解力、極めて具体的な問題解決力と大きな時代や社会の流れを理解する俯瞰的な問題了解力、それらの二つの情報処理能力が、何をするにしても常に問われることになる。
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