三石博行
経済的であることは現実的であり、現実的であることが経済的である
持ち合わせの資金も資源も、しかも時間もない困難な状況の中で、問題を解決し、状況を切り開くためには、現状の力や資源を十分に活用する発想が必要である。
事業を成功させるためのマネージメント力とそれを実現するために必要な人的資源に関する、常に現実的な自己自身の理解に立ち、最も現実的な手段を選択することからはじめなければならない。
つまり、最小限の投資力で最大限の効果を生み出す戦略を持ち、現実の社会的文化的な状況を調査し、それに基づき具体的な対策や方針を考え、企画し、組織内部の人々の力を集める努力が必要となるだろう。
集団の中で常に自然に発生する異なる勢力、意見をプラスに活用する指導力がなければ、事業を成功させることは出来ない。
リーダーは、異なる意見を集め、異なる勢力のオープンな話し合いを組織し、それらの勢力が将来プランで大きく合意し合うために努力しなければならないだろう。
現実的な運営によって経済的な効果が生み出される。
その現実的な解決策を最後まで貫徹する強い意志と熱意を指導者は持たなければならない。
それによって、ようやくこの恐ろしく困難な事態の戸口に向かって、勇気と確信をもって進むことが出来るかも知れない。
困難な状況こそ合理的精神や経済的機能を生み出す環境となる。
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