2016年11月23日水曜日

2016年政治社会学会総会・研究大会のお知らせ


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 日程 2016 年11 月26 日(土)~27 日(日)
会 場  武蔵野大学・有明キャンパス(1 号館5 階503 教室)
〒135-8181 東京都江東区有明3-3-3
大会参加費 会員1000 円 非会員3000 円(懇親会費3000 円)
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大会のみ参加の会員:1000 円
大会、懇親会ともに参加の会員:4000 円
大会のみの参加の非会員:3000 円
大会、懇親会ともに参加の非会員:6000 円

【振込み先】三菱東京UFJ銀行吉祥寺駅前支店 (普通)4614938 アラキヨシノブ
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会場アクセス http://www.musashino-u.ac.jp/guide/campus/access_ariake.html

最寄り駅までのルート
? りんかい線「国際展示場」駅徒歩7 分
? ゆりかもめ「国際展示場正門」駅徒歩6 分
? JR 各線(新幹線・在来線)、東京メトロ(丸ノ内線) 東京駅(丸の内南口)
5 番乗場より都営バス(都05 系統「東京ビッグサイト」行き)で約30 分「武蔵野大学前」下車
すぐ
? JR 各線(新幹線・在来線)、東京メトロ(丸ノ内線) 東京駅(八重洲南口)
10 番乗場より都営バス(東16 系統「東京ビッグサイト」行き)で約30 分「武蔵野大学前」下
車すぐ
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大会一日目11 月26 日(土)
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10:45-12:15 ポスターセッション(503 教室前もしくは505 教室)
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12:15-12:45 理事会(507 教室)
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13:00-15:00 セッション1 文理融合型研究方法と総合政策学へ応用(503 教室)

司会  川野徳幸(広島大学教授)
報告1 西山賢一(埼玉学園大学)  「反射的方法(表象)から回折的方法(遂行)へ-文理融合の方法をめぐって」
要旨
自然科学は、客観的に存在する世界を観察者として記述することを目指してきた。これは外界を鏡に映して、その反射像を捉える試みに似ている。経済学などの社会科学も、自然科学をお手本にしようとしてきた。ところが量子論が登場して、観察者と観察対象の相互作用が不連続なため、両者が切り離せなく、観察者と観察対象を含めた世界を捉えなくてはならなくなった。ここで求められのが、量子論の核心でもある回折現象である。回折では、異なった波の重ね合わせから、どの波とも異なった明と暗のパターンが得られる。つまり、回折によって新たな差異が生み出される。量子論からフェミニズム理論に進んだBarad(2007)は、Bohrの量子論の議論を発展させて、Material-Discursiveの理論を構築している。この理論は、私たちが社会人大学院で進めてきたマテリアルにこだわる方法(Boundary Objectなど)と重なっている。報告では、Baradの議論と私たちの大学院での実践を合わせて、論じてみたい。


報告2 三石博行(NPO 太陽光発電所ネットワーク副代表) 槇和男 (元花王研究所主席研究員 副所長)
「問題解決のための総合政策設計方法、俯瞰的視点とプラグマティズム的視点」
要旨
現代科学技術文明社会では、社会経済文化活動に於いて文系と理系の知識が融合状態にあり、文理融合という研究スタイルが日常的に語られる。この文理融合は政策学でも当然の研究スタイルになっている。現在、色々な分野、産業界、教育界や研究プロジェクト等々で使われている文理融合の概念に言及しながら、科学方法論、知識探求のスタイルや研究プロジェクトとしての文理融合概念について語る。中でも、吉田民人の「自己組織性の情報科学」として了解された生物学と人間社会科学の情報科学としての解釈に科学基礎論の視点から文理融合的学問スタイルの概念を抽出してみる。自己組織性の情報科学やプログラム科学、設計科学の概念から、俯瞰的・総合的政策設計の在り方を検討し、そこの必然的に含まれる文理融合型の政策学のプラグマティズム的方法論、更には設計的・反省的知のシステムとしての政策提案と政策点検の在り方に関する提案、政策学基礎論の成立条件に関する提案を試みたい。


討論者 新川達郎 (同志社大学)
佐藤洋一郎 (大学共同利用機関法人 人間文化研究機構)

グループ・ディスカッション(505 教室に移動)
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15:00~15:15 <コーヒーブレイク>
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15:15~17:00 セッション2 自由論題セッション(503 教室)

報告1 森裕亮(北九州市立大学)、新川達郎(同志社大学) 「地縁団体のNPO 化とNPO の地域化:都市部におけるエリアマネジメントNPO を事例にして」

報告2 森壮一(元科学技術・学術政策研究所上席フェロー) 「文理融合研究のガバナンスの要諦としてのステークホルダーの特定と早期関与」

報告3 泰松範行(東洋学園大学)

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17:00~17:30  特別講演 「経済(量的)成長は政策目標たりうるか」原田博夫(関東政治社会学会・ASPOS, Kanto 会長)
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17:30~18:00  総会(503 教室)
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18:00~20:00 懇親会「青蓮」(健康中華庵)有明TOC 店
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大会二日目(11 月27 日)
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9:00-10:30 セッション3 政治社会学会と文理融合研究(503 教室)

趣旨説明佐藤洋一郎(人間文化研究機構)

ディスカッション
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10:45-12:15 セッション4 太陽光発電に関する電力(出力)抑制とエネルギー政策(503 教室)
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司会 三石博行(NPO PV-Net)

報告1野間口大(大阪大学) 「分散型エネルギーシステムにおける出力抑制問題へのシステムズアプローチ」
要旨
近年,再生可能エネルギーを中心とした分散型エネルギーシステムへの期待が高まっており,各種の補助政策の効果もあって徐々に普及が進んでいる.一方で,既存の電力系統は大量の分散型エネルギーの連係を想定しておらず,そのままだと電圧上昇などの問題を引き起こすため,一定の導入量を超えた場合には発電を制限せざるを得ない.これがいわゆる出力抑制問題である.出力抑制が頻発すると売電量が著しく減少するため,分散型エネルギー普及の阻害要因となる.本報では,出力抑制問題に対して,従来個別に立案されてきた分散型エネルギー普及計画と系統整備計画を俯瞰するシステムズアプローチによる問題解決が必要との立場から,両者の連係計画の概念を提案し,その解法としてシナリオとマルチエージェントシミュレーションを活用し方法論を提示する.大阪府三島地域における太陽光発電普及計画のケーススタディを紹介する.

報告2 原圭史郎(大阪大学)「フューチャーデザイン:エネルギーシステム分野への応用可能性」
要旨
 市場や間接民主制などの現代社会の根幹をつかさどる制度・社会システムの下では,将来世代の利益・視点を明示的に取り込んで,将来ビジョンづくりや意思決定を実践していくことは困難である。また,既存の参加型ビジョンづくりについても,基本的には現世代の人々が将来を展望するというものであり,将来世代の視点が明示的に組み込まれているとは言い難い。我々はこの難題に対処するため,現代に仮想的に将来世代を創出し(仮想将来世代),仮想将来世代が現世代と交渉・合意形成を進めながらビジョン設計や政策立案を行うという新しいアプローチ,すなわち「フューチャーデザイン」を提起している。本発表では,現世代と仮想将来世代とが合意形成を進めながらビジョン設計を行った岩手県矢巾町での事例を紹介し,仮想将来世代創出の意義や議論の特徴,今後の研究課題を提示するとともに,本手法のエネルギーシステムへの応用可能性について考えてみたい

報告3 尾形清一(京都大学)「再エネ大量導入に向けた社会モデルに関する一考察―農業とエネルギーのシステム融合に向けた具体策-」
要旨
本報告は、再エネ大量導入に向けた社会モデル構築に関する研究で、特に農業生産とエネルギーのシステム融合の可能性について考察する。再エネ大量導入に関する課題は、本セッションのテーマでもある太陽光の出力抑制のような変動再エネの「系統連系」に関する課題群や、風力や太陽光等のような分散電源が生活圏に近接することで生成する立地に関する課題群が大きな障壁と言ってよい。そして、これらの課題の多くは、技術的課題というよりは、社会経済的、あるいは社会システムに関する課題だと筆者は考えている。 そのため、再エネ大量導入に向けては、技術的課題を含めた社会モデルを考察することが重要なのだが、このような研究関心で農業とエネルギーシステム融合に関する研究を報告する。具体的には農業生産と再生可能エネルギーの協調的生産(以降、農エネ併産)を実現し,そこで生成されたエネルギーを農業自体のみならず周辺地域社会で活用して,化石エネルギーへの依存度の低い農業と地域コミュニティについての在り方を考察する。また、京都大学附属木津農場では、農エネ併産に関する技術開発と社会システム構築に関する学際融合研究をグリ�
�ーンエネルギーファーム(GEF:Green Energy Farm)と呼称し研究を推進している。本報告では、京都大学GEFに関する取り組みも紹介する。

討論者   松崎宣明先生 (NPO PV-Net) 「ドイツでの事例を参考にしながら」
要旨
NPO法人PV-Netの国際業務部に所属し、一市民の立場から、過去数度にわたりドイツを訪問、ドイツ連邦政府の再生可能エネルギーご担当者にご協力をいただき、ドイツ再生可能エネルギーの状況について、定期的にご教示をいただいてまいりました。日本における太陽光発電の出力抑制との比較事例として、ドイツにおける再生可能エネルギー電力の優先接続および優先買取の状況、ならびに2014年に行われたドイツ再生可能エネルギー法改正の内容についてご紹介をさせていただき、討論の素材にしたいと思います。

会場参加者を入れての討論15 分

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12:15-12:45 理事会開催(507 教室

13:00-15:00 セッション4  日韓ジョイントセッション「民主主義 市民社会の役割」 (503 教室)

The 7th annual KAPS-ASPOS Joint Conference
Co-organization: Kyoto-Nara EU Association

“ The Role of Civil Society in Changing Democracy”

General Manager: Hiroyuki Mitsuishi(Kyoto-Nara EU Association)

Opening Remarks: Yoshinobu Araki (Musashino University)

Session 1: 13:05 -14:45

Chairman: Hongik Chung (Seoul National University)

1. Yoneyuki Sugita (Osaka University)
“US Pivot to Asia and Japan’s Development Cooperation Charter”
2. Jin-Ho Jang (Gwangju Institute of Science and Technology)
“Debates on the Nature of Capitalism in Contemporary South Korea”
3. Ayako Nakamura (Tohoku Universty)
“Regional Cooperation and Securitization of Human Trafficking in Northeast Asia”

Discussant:
Mieko Nakabayashi(Waseda University)
Wonho Jang(University of Seoul)


Session: 2 15:05 -16:45

Chairman: Tatsuro Niikawa (Doshisha University)

1. Mika Ishida (Osaka University)
“Jury Trials under the U.S. Civil Administration of the Ryukyu Islands (USCAR)
Court,1963-1972”
2. Sukki Kong (Seoul National University Asia Center)
“Community Politics of the Korean Engagement in Social Economy”
3. Young-Choon Kim (UNIST)
“Corporate Engagement with Community in South Korea”

Discussant:
Yoshito Ishio (International Christian University)
Wonho Jang(University of Seoul)

Closing Remarks: Hyun-Chin Lim (President of Korean Social Science Research Council)

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韓国研究者との懇親会 時間:18:00~20:00

場所:「和食 えん 汐留店」ゆりかもめ 新橋駅 徒歩5分
http://r.gnavi.co.jp/g620603/
会費:7000円(料理5200円と飲料代)

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