2020年7月3日金曜日

時間の中の私 (詩)

三石博行


私という存在、
それは現実のいう混沌の世界
問題と呼ばれる現象の中に、
問題発生の中、問題提起の中に、
ただ、
呼吸し、
脈打ち、
生きているのだ。


私という存在、
それは過去という微分された時間
記憶と呼ばれる評価の中に、
悔いや痛みの導火線として、
安らぎや拘りの深海の底で、
耳を傾け、
声を発し、
生きているのだ。


私という存在、
それは未来という一次元方向への確信
それは希望という幻想
それは打ち続く脈拍
それは瞬間という現実

2020年6月12日 作成 
6月29日 フェイスブックに投稿

詩集 『心象色彩の館』

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