三石博行
政治理論のない政策は、その政策を説明することが出来ない。
多分に、政策の説明が単純な集団や時代には、政治理論は、「誰々の利益のため」という簡単な文言で済んだかもしれない。
しかし、社会が複雑になり、国際化し、科学技術が進歩し、色々な階層が政治参加している時代には、これまあった大らかな村に政治理論は通用しなくなる。
専門的な知識を背景にして、政策を導き出さないとならない。
科学技術文明社会では、高度に専門化した分野によっての社会は機能する。
それらの専門的な社会分業の領域を理解し、横断的に融合化し、合理的で現実的な政策を検討実現できる職人としての政治家が必要となる。
政治理論とは、社会経済の発展に必要な現実的な政策を導くための知性と技能である。
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